『Dying Light』 ファーストインプレッション

『ダイイングライト』より。

開発元 Techland
ハード PC,PS4,Xbox One
その他 公式サイト

Dead Islandシリーズの「Techland」が送る、パルクール系ゾンビゲーム。

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飛び超えろ、ゾンビの頭上を

パルクール系ゾンビゲーム。『ダイイングライト』より。

端的に言えば、『Dead Island』と『Mirror’s Edge』が一つになったような内容。

『Mirror’s Edge』を想起させるパルクールを持ち込むことで、「安全な屋上」「危険な地上」とを分けることが出来ており、ひっきりなしにゾンビの相手をしないといけないグダグダ感が解消されているのは大きい。

『Dead Island』では、単に「進行ルート上に居るから」という理由だけで、ゾンビと戦う必要があったが、今回は彼らの頭上を跳び越えていくことで、それを回避することができ、それによってテンポも非常によくなっている。

一方で、ゾンビの存在感も大きい。

特に序盤は、主人公の能力的に1体相手でもキツいため、ゾンビのうめき声を聞きながらの探索には緊張感があるし、ゾンビ集団に包囲されたときも決死の攻防が楽しめる。

スピード感のあるパルクール、スローな戦闘・探索が住み分けられており、全体的にメリハリが付いた印象を受ける。

オーソドックスなオープンワールド

ロックピック。『ダイイングライト』より。
フォールアウトのロックピックと全く同じ。

ゲーム自体はオーソドックスな内容。

はっきり言えば目新しさは皆無なのだが、他のゲームから拝借した各要素を上手く料理しており、「粗さ」はほとんど感じられない。

プレイヤーの行動によって技能毎にポイントが加算されていく、「Skyrim」的なスキルシステムは機能しているし、スキルの取捨選択は常に悩ましい。

また、アイテム作成を軸にした『Dead Island』譲りの戦闘システムも面白く、相変わらず部位ダメージや破壊表現は見ていて気持ちがいい。

さらに、アイテム作成に必要な物資を探し回ることも楽しく、まだ人の気配が感じられる廃屋を探索するスリルは、Falloutっぽくもあり、各エリアのデザインも秀逸。

もちろん、上でも述べたパルクールも悪くない出来。

『Mirror’s Edge』に忠実な操作性を実現しており、落下時のタマヒュン、高所を高速で移動するスリルも感じられ、”バッタもん”という感じは全くしない。

数少ない独自色

補給物資は他のグループとの奪い合い。『ダイイングライト』より。

数少ない独自要素としては、「夜」と「補給物質投下」が挙げられる。

凶暴なゾンビが出現し、難易度が一変する。
補給物資投下 他のグループよりも先に到着して物資を奪う。

それぞれに、報酬として経験値が用意されており、主人公を育てる上で重要。

しかし、これらはゲームプレイ面でも大きな役割を担っているように思う。

というのも、クラフト要素のあるオープンワールドゲームは、往々にしてエリアをダラダラと探索しがちで、最終的にはダレことが多い。

しかし、「危険な夜」の存在がダラダラ遊びにブレーキを掛け、「補給物資投下」は、今していることから一旦離脱させることで、気分を一新させて、ゲームプレイに緩急を付けている。

そう考えると、これらの数少ない独自要素の役割は大きいと言える。

中盤以降は育成やクラフトに期待

ゾンビは最高のオモチャ。『ダイイングライト』より。

全体的にメリハリが付いているので、7時間近くプレイしても飽きは来ない。

もし、この7時間が延々とゾンビと戦っていた7時間だったなら、とうの昔に飽きていたと思うが、上にも書いた「パルクール」や独自要素のおかげで、毎回新たな気持ちで遊べている。

今後は、スキルツリーを更に伸ばした後や、高度なクラフトスキルを取得した後のゲームプレイに注目して遊んでいきたい。