原題 | Brothers: a Tale of Two Sons |
対応機種 | PC,PS4,Xbox One,Switch |
紹介
どんなゲーム?
幼い兄弟らが主人公のパズルゲーム。
『ICO』や『ワンダと巨像』などを代表作に持つ上田文人氏の影響を受けた作品。
ソロプレイの場合は、【Xbox コントローラ】で言えばコントローラの左半分で片方を、右半分でもう片方を操作する仕組みになっており、プレイヤーは一人二役を演じる。
また、協力プレイでは一方のプレイヤーが兄を、もう一方のプレイヤーが弟を操作する。
ブラザーズ : 2人の息子の物語のストーリー
死の淵に立たされている1人の男。苦しんでいる父を何としても治療したい2人の息子たちに残された手立ては、もはや1つしか無かった。
2人は「命の水」を見つけ出して家に持ち帰るための旅へと出る。2人は生き延びるため、互いを助けあっていかなければならない。
1人が強くある時、もう1人は弱さを見せる。一方が勇敢である時、他方は恐れを感じる。彼らは…兄弟なのだ。引用元 – Steam
評価
※ソロプレイ時の感想になる
【Pros】一度に二人を操作するユニークなゲームプレイ
まず、二人を同時操作するゲームプレイはユニーク。
同時操作はシンプルなトリックを程よく複雑化してくれ、単にオブジェクトを運ぶごくごくシンプルなパズルでも、頭を使う余地を生むので面白いアイデアだと感じる。
また、疑似Co-op的なパズルも面白い。
兄弟で別々の作業をするパズルでは、一方が囮となり、もう一方がワナを操作すると言った協力プレイが展開され、シンプルながらもこれまた同時操作が捻りのあるパズル体験を生む。
【Cons(欠点)】同時操作が「煩雑さ」を生むことも
前述の通り、ソロプレイではコントローラの左半分で兄を、右半分で弟を操作するので、常に兄は左に、弟は右に配置していないと頭の中が混乱する。
なので、パズルを解く中で兄弟の位置が入れ替わる際は、自分の意識がパズルよりも兄弟の位置関係に移ってしまい、今ひとつパズルに集中できないことがあった。
確かに同時操作は面白いアイデアだが、こうした不便も感じる。
総評
一長一短ではあるが、ユニークなゲームプレイが面白い一作。
3時間弱で完結する内容上、感情移入が難しく感じられたものの、上田文人作品的なゲーム世界と目を見張るビジュアルは一見の価値ありだ。