【評価/感想】Brothers – A Tale of Two Sons 【批評/レビュー】

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※物語のネタバレには配慮した記事

Brothers – A Tale of Two Sons のボックスアート。

開発元Starbreeze Studios
発売日2013年8月7日

映画監督でもあるJosef Fares氏が送るインタラクティブ作品。

死の淵に立たされている1人の男。苦しんでいる父を何としても治療したい2人の息子たちに残された手立ては、もはや1つしか無かった。
2人は「命の水」を見つけ出して家に持ち帰るための旅へと出る。2人は生き延びるため、互いを助けあっていかなければならない。
1人が強くある時、もう1人は弱さを見せる。一方が勇敢である時、他方は恐れを感じる。彼らは…兄弟なのだ。

引用元 – Steam

2人を同時操作してパズルを攻略する。

2人を同時操作するのは良くも悪くもユニーク。

このゲームでは、ゲームパッドを真ん中で二分割し、左側で兄を、右側で弟を操作して様々なパズルを攻略していくのだが、同時操作がパズルに深みを与えている一方で、それ特有の煩雑さもあり、良くも悪くもユニークなのだ。

まず、パズルレベルにおいては、同時操作がシンプルなトリックを程よく複雑化してくれ、単にオブジェクトを運ぶごくごくシンプルなパズルでも、頭を使う余地が生まれているのは面白いと感じた。

また、兄弟が別々の作業をすることで攻略できるレベルでは、一方が囮となり、もう一方がワナを操作すると言った疑似Co-op的なゲームプレイが展開され、これまたシンプルながらも同時操作がそれを手強いパズルに昇華させている。

エモーショナルなシーンが多い。

しかし、同時操作に起因する操作面の煩雑さは没入感を削ぐ要因でもある。

既述したようにゲームでは左側で兄を、右側で弟を操作するため、画面内でも兄は左に、弟は右に配置していないと頭の中が混乱してしまう。仮に、兄弟の位置が画面内で入れ替わっても操作方法は変わらないので、プレイ中は常に兄弟の配置を意識せざるを得ないのだ。

特にパズルを攻略する中で兄弟の位置が入れ替わる際は、自分の意識がパズルよりも兄弟の位置関係に移ってしまい、今ひとつパズルに集中できないことがあった。

大きなワシの背中に乗って飛行。

一長一短ではあるが、ユニークな操作性が面白い一作。

3時間弱で完結するため、感情移入が難しく感じられる面はあるが、上田文人作品的なゲーム世界と目を見張るビジュアルは一見の価値ありだ。

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