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傑作とは呼べない理由【評価/感想】バイオハザード RE:2【批評/レビュー】

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サバイバル/ホラーゲーム
原題Resident Evil 2
機種PC,PS4,Xbox One
発売日2019年1月25日
開発元CAPCOM(公式サイト)

今作は『バイオハザード2』のリメイク版。
単なるグラフィックの改善ではなく、ゲームプレイ面まで現代風にリメイクされた一作になっており、仮にそれを知らなければ「新作」としても受け入れられるレベルで様変わりしている。

なお、『バイオハザード7 レジデント・イービル』とは違って今作は三人称視点(TPS)。

*レオン編裏(A面)をクリア

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原点回帰の行方は?

迷走を極めた『バイオハザード6』。

近年は「迷走」が目立った「バイオハザード」シリーズ
バイオハザード4』以降は年々【サバイバル・ホラー】色が薄れていき、『バイオハザード6』では遂にアクションゲーム化へと舵を切ってしまった。

  • 近年のバイオはもはやアクションゲームだった

なので、私は「『サイコブレイク2』こそ数少ないサバイバル・ホラーを継承する作品」だと思っており、レビューでは「このジャンルの傑作」とまで書いているが、今作は”サバイバル・ホラーの傑作”を改めて考え直す良い機会になるかも知れない。

古くて新しい「バイオハザード」

  • リソース管理
  • 謎解き
  • 試行錯誤

1作目『バイオハザード(1)』が標準化しながらも、近年の「バイオハザード」では忘れ去られていた【サバイバル・ホラー】のテンプレートが今作には存在する。

一発の無駄も惜しく感じる弾薬管理、各エリアを隅々まで探索させるゲームプレイや”エリアを往復して”キーアイテムを集めて解くパズルなど、「バイオハザード」と聞いて連想する要素のほぼ全てが詰まっている。

その一方で、ゲームプレイ面は徹底して現代風に仕上げている。
一般的なTPS(三人称視点)を採用し、基本を押さえた手堅いシューティングを実現している。また、ユーザーインターフェースも”奇をてらった”デザインではなく、ユーザービリティ優先の直感的なデザインが採用されている。

さらに体術、プロレス技やQTEも完全排除されており、『バイオハザード6』のような煩雑さとは無縁のゲームプレイを提供してくれる。

古典的でありながらも、その一方で非常に現代的。
古き良き部分は残しつつも、時代にそぐわない部分はバッサリと切り捨てており、今作は「4以降のバイオハザード」と「初期バイオハザード」が遂に巡り会えた瞬間とも言える。

  • 8以降のバイオハザードは一人称視点
  • Reシリーズ(リメイク版)は今作風の三人称視点

という両輪で、今後シリーズ展開されることに期待したい。

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ゾンビへのただならぬ愛情

まず目につくのはゾンビの欠損表現。
少なくとも無規制の海外版では、ゾンビを撃つと肉片がホロホロと落ちていく。派手な血飛沫こそ無いものの、頭部を狙い撃てばその部分が見事に欠け、ショットガンで胴体を撃てば内蔵が露出する。
さらに、両足を破壊すれば今度は両手で這って迫って来るし、両手を撃てば頭を突き出して噛んで来ようともする。稀に下半身を失っても執拗に迫って来るゾンビもいる。

はっきり言って、今作のゾンビへの拘りは異常。

  • ゾンビの生々しい描写

それに加えて、1体相手ではさほど手強くないが、2体、4体と増えて来ると「脅威」に感じる難易度のバランスも良く、“雑魚ではあるものの舐めていると痛い目に遭わされる相手”という扱いがゲーム全体に程よい緊張感を与える。

また、ヘッドショット=即死のお約束が毎回通用しない点も良い。
ヘッドショットによる即死は”一定の確率で発生する”仕様になっており、その確率自体も高くない。なので、5,6発も撃ち込んで初めてゾンビが倒せることの方が多く、”アイテムが不足する傾向にある”今作においてこれは命取りとなる。

  • 2体以上のゾンビは脅威
  • ヘッドショットは一撃必殺技ではない

銃を持ったすばしっこい”ゾンビもどき”よりも数倍恐ろしく、『バイオハザード(1)』で初めてゾンビと遭遇した際の「恐怖」が最新技術で蘇る。

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欠点

ペースを乱すタイラント

サイコブレイク2』の「アニマ」よりも面倒。
今作では一定のレベルまで進めると”無敵”「タイラント」が出現し、執拗にプレイヤーを追いかけて来る。当然、「タイラント」と遭遇した際は”逃げるが勝ち”となり、ギミックを解いている最中でもその場から離れざるを得ない。

  • タイラントはプレイの邪魔をする

また、「タイラント」から逃げる際に「リッカー」と呼ばれる強敵クリーチャーと遭遇するとさらに面倒。すばしっこくて強い「リッカー」を相手にしながら、マイペースに向かって来る「タイラント」も相手する必要があり、一気に難易度が上昇する。

今作は敵を倒すことが最重要ではない。
どちらかと言えば”生き残ること”に重点が置かれており、ゆえにゾンビや「リッカー」は倒さずにやり過ごすことの方が多い。

  • 敵は”倒さずにやり過ごす”

これが「タイラント」の特徴と合っていない。
バイオハザード6』の追跡者「ウスタナク」のように”しつこいボス”くらいの扱いでも良かったのでは?と感じる。

  • プレイを中断させられる
  • ゲーム内容と合っていない

なので、現状では「恐怖心」よりも面倒さの方が上回る。
何よりも、”自分のペースでプレイしたい”者にとっては非常にストレスが溜まる要素になっており、「タイラント」登場前と後ではゲームに対する印象が悪い意味で変わる。

攻略アドバイス

  • 窓は木材で補強しておく
    ※侵入してくるゾンビの数を減らして通路確保
  • 序盤のうちにアイテムを回収しておく
  • 大変でも「リッカー」を始末しておく
    ※「タイラント」と同時に相手するより数倍マシ

序盤のうちに上記3点を意識しておくと「タイラント」出現以降も割りと楽。

前半をピークに失速していく

結局、序盤の【警察署】が面白さ的にピークだった。
【警察署】では現実世界と照らし合わせても無理がなく、そして理にかなったパズルが用意されていたが、一転して中盤以降は単調かつ必要以上に手間と時間の掛かるパズルが目立つ。

また、前述した「タイラント」や「リッカー」以外にも、「イビー(植物人間)」と言った強敵が頻繁に登場する。これは”自分のペースで”ということを難しくする。

出来ることが少ない

また、”痒いところに手が届かない”感覚もある。
これは”詰め込み過ぎた”『バイオハザード6』の反省なのかも知れないが、今作は実行できるアクションが必要最低限。もちろん、シンプル・イズ・ベスト的な良さはあるのだが、中盤以降は難易度上昇も相まって「サイレントキル」や「緊急回避」などの基本的なアクションが無いことによるストレスがあり、これらがあればもっとプレイアビリティは高まったはず。

  • 中盤以降の敵の扱い
    • +難易度とアクションのバランス
  • 中盤以降のパズル

よって序盤(前半)の方が完成度は高い。

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総評

“サバイバル・ホラーゲームの傑作”にもっとも近づいた良作。
序盤のゲームプレイは突出した完成度であり、ムードも最高。だが、「タイラント」登場以降は雲行きが怪しくなり、ネタ切れ気味の終盤でさらに失速していく。

ひとまず、アップデートなりで「タイラント」に対処して欲しい。

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