欠点も目立つ大作【評価・感想】『バイオハザード6』レビュー

3.0
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約4分で読めます。
対応機種 PC,PS4,Xbox One,Switch
プレイ/クリア時間 20時間~

👍Good

  • ボリューム満点
  • シリーズファン向けの演出多数

👎Bad

  • 全体的に粗い作り
  • QTE推し
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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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紹介

三人称視点を採用したアクションゲーム。

シリーズとしては『バイオハザード5』の約3年半後に発売された続編。

今作の特徴はレオン、クリス、ジェイク、エイダを主人公にした4つのキャンペーンが用意されている点であり、その4つのキャンペーンが交差する壮大なストーリーが展開される。

なお、前作同様に今作も全編Co-op/協力プレイに対応している。

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評価

とにかくボリューム満点

今作のキャンペーン一覧。上からレオン編、クリス編、ジェイク編、そしてエイダ編。

とにかくボリューム満点。

約5時間程度のキャンペーン(ストーリーモード)が4本も用意されており、それぞれのキャンペーンが異なる主人公、異なる場所で展開される。

キャラクター名 説明
レオン ゾンビを強調した古き良きバイオハザード的な世界観が特徴
クリス 脳筋のクリスらしい、戦闘シーンを強調したアクションゲーム特化のバイオハザード
ジェイク ウェスカーの息子を主人公に迎え、ユニークな切り口で描くバイオハザード
エイダ 謎多き女、エイダの暗躍が描かれるサスペンス風バイオハザード

さらに、今作は「クロスオーバー」を採用しており、それぞれのキャンペーンがストーリー上で交差する演出が盛り込まれ、キャラクター同士の共演に胸が躍る。

よって、ボリューム自体は桁違いに増加している。

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全体的に粗削り

確かにボリューム満点。

6時間~8時間も遊べるキャンペーンが4本も用意されており、内容も多種多様。

さらに、各キャラクターのアクションも大幅に追加されており、格闘技、プロレス技に加えてローリングや背面ジャンプなど様々なアクションが実行可能だ。

  • キャンペーン×4
    • ミニゲーム
  • 様々なアクション技

ただし、そのボリュームが仇となっているように感じる。

多彩なアクション技は戦闘に混乱を持ち込み、各キャンペーンも全体で見れば似たり寄ったりな内容が目立つ。

また、レースやヘリ無双などのミニゲームも、これと言って必要性を感じず、”空欄を埋めるため”だけに存在しているように思える。

私としてはもっと数を絞り、個々の質を高める方向を目指して欲しかった。

今作の個性的すぎるUI。

あと、UI(ユーザーインターフェース)も分かりにくい。

メニュー画面のトップには”馴染みのない”アイコンが5個以上も並び、各アイコンの下層部分も同様で、結局はデカデカとしたアイコンではなく、その下に小さく書かれた説明文を読んで初めて”何をする項目なのか”が分かる始末。

QTEの現状

QTEの一例。君は『ヘビーレイン』か?というツッコミは我慢。

悪名高き(?)今作の【クイック タイム イベント(QTE)】。

ただ、現在は─

  • 発売後のアップデートで一部の【QTE】が無効化された
  • 【オートアクションボタン】をオンにすれば一部を自動化できる

なので、よっぽどの”QTE嫌い”でもない限りは許容できる範囲かと思う。

アクションゲームとしてイマイチ

アクションゲームとしては━

  • AIの頭が悪い
  • 演出の度にカメラ操作を奪われる
  • 敵に掴まれるとボタン入力させられる
  • 狙撃銃やマシンガンに被弾する度に地面に倒れ込む

など、気分を盛り下げる欠点が散見される。

アクション系バイオハザードとしては、『バイオハザード4』に遠く及ばず、前作『バイオハザード5』と比べても明らかに質が低い。

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バイオハザード5との違い

上記事では今作と『バイオハザード5』との違いを解説している。

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総評

主人公の一人エイダ。

クォリティよりも、ボリューム優先の大作。

確かに4本のキャンペーンが交差するストーリーは一つの見所になっているし、シリーズファンに向けたファンサービスもしっかりしてくれる。

しかし、アクションゲームとしては全体的に粗削りな内容になっており、今作に限っては「クォリティよりもボリューム最優先」という場合に限ってオススメできるレベル。

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