対応機種 | PC,PS4,Xbox One,Switch |
プレイ/クリア時間 | 20時間~ |
👍Good
- ボリューム満点
- シリーズファン向けの演出多数
👎Bad
- 全体的に粗い作り
- QTE推し
紹介
三人称視点を採用したアクションゲーム。
シリーズとしては『バイオハザード5』の約3年半後に発売された続編。
今作の特徴はレオン、クリス、ジェイク、エイダを主人公にした4つのキャンペーンが用意されている点であり、その4つのキャンペーンが交差する壮大なストーリーが展開される。
なお、前作同様に今作も全編Co-op/協力プレイに対応している。
評価
とにかくボリューム満点
とにかくボリューム満点。
約5時間程度のキャンペーン(ストーリーモード)が4本も用意されており、それぞれのキャンペーンが異なる主人公、異なる場所で展開される。
キャラクター名 | 説明 |
レオン | ゾンビを強調した古き良きバイオハザード的な世界観が特徴 |
クリス | 脳筋のクリスらしい、戦闘シーンを強調したアクションゲーム特化のバイオハザード |
ジェイク | ウェスカーの息子を主人公に迎え、ユニークな切り口で描くバイオハザード |
エイダ | 謎多き女、エイダの暗躍が描かれるサスペンス風バイオハザード |
さらに、今作は「クロスオーバー」を採用しており、それぞれのキャンペーンがストーリー上で交差する演出が盛り込まれ、キャラクター同士の共演に胸が躍る。
よって、ボリューム自体は桁違いに増加している。
全体的に粗削り
確かにボリューム満点。
6時間~8時間も遊べるキャンペーンが4本も用意されており、内容も多種多様。
さらに、各キャラクターのアクションも大幅に追加されており、格闘技、プロレス技に加えてローリングや背面ジャンプなど様々なアクションが実行可能だ。
- キャンペーン×4
- ミニゲーム
- 様々なアクション技
ただし、そのボリュームが仇となっているように感じる。
多彩なアクション技は戦闘に混乱を持ち込み、各キャンペーンも全体で見れば似たり寄ったりな内容が目立つ。
また、レースやヘリ無双などのミニゲームも、これと言って必要性を感じず、”空欄を埋めるため”だけに存在しているように思える。
私としてはもっと数を絞り、個々の質を高める方向を目指して欲しかった。
あと、UI(ユーザーインターフェース)も分かりにくい。
メニュー画面のトップには”馴染みのない”アイコンが5個以上も並び、各アイコンの下層部分も同様で、結局はデカデカとしたアイコンではなく、その下に小さく書かれた説明文を読んで初めて”何をする項目なのか”が分かる始末。
QTEの現状
悪名高き(?)今作の【クイック タイム イベント(QTE)】。
ただ、現在は─
- 発売後のアップデートで一部の【QTE】が無効化された
- 【オートアクションボタン】をオンにすれば一部を自動化できる
なので、よっぽどの”QTE嫌い”でもない限りは許容できる範囲かと思う。
アクションゲームとしてイマイチ
アクションゲームとしては━
- AIの頭が悪い
- 演出の度にカメラ操作を奪われる
- 敵に掴まれるとボタン入力させられる
- 狙撃銃やマシンガンに被弾する度に地面に倒れ込む
など、気分を盛り下げる欠点が散見される。
アクション系バイオハザードとしては、『バイオハザード4』に遠く及ばず、前作『バイオハザード5』と比べても明らかに質が低い。
バイオハザード5との違い
上記事では今作と『バイオハザード5』との違いを解説している。
総評
クォリティよりも、ボリューム優先の大作。
確かに4本のキャンペーンが交差するストーリーは一つの見所になっているし、シリーズファンに向けたファンサービスもしっかりしてくれる。
しかし、アクションゲームとしては全体的に粗削りな内容になっており、今作に限っては「クォリティよりもボリューム最優先」という場合に限ってオススメできるレベル。
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