【評価/感想】レオン編/バイオハザード6【批評/レビュー】

サバイバル/ホラーゲーム
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バイオハザード6』には、4人分のキャンペーンが収録されている。

本来であれば全てクリアした段階で「バイオハザード6のレビュー」として投稿すべきだが、それぞれが異なる内容になっているので、個別にレビューしていく。

さて、第一弾目はレオン編を取り上げる。

  • パッケージではレオンが先頭に配置されている
  • キャンペーンの並び順ではレオン編が一番上

ということなので、おそらくレオン編は「最重要」という位置づけなのだと思う。

なお、レオンは傑作『バイオハザード4』の主人公。

▼ストーリー▼

合衆国大統領の最期を看取ったレオン。
彼は大統領の死に、世界規模の陰謀が見え隠れすることに気づき、ヘレナと共に真実を暴かんとする。
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欠点

もはや単なるシューター

ゾンビが徘徊する大学構内を進むレオン。

レオン編の冒頭、大学構内の探索はバイオ的には最高の幕開け。
懐中電灯で前方を照らし、姿を見せない”奴ら”に警戒しながら進んでいく。普段は人で溢れかえる構内に人っ子一人いない、その事実が恐怖を助長する。

大学構内の次は地下鉄。
ここでも懐中電灯を頼りに歩みを進める。警告灯が壁に映し出す無数のゾンビの姿が恐ろしく、思わずコントローラをギュッと握ってしまう。

という「恐怖」は開始1時間まで。
それ以降はTPS版『Left 4 Dead』のごとく、大勢のゾンビ相手に戦闘を繰り広げることに終始する。前作『バイオハザード5』よりも「サバイバル・ホラー」要素は薄れ、もはやシューター(シューティング・ゲーム)の領域に足を踏み入れている。

そして、シューターとしてはギリ平均点のレベル。
2012年と言えば傑作TPS『マックス・ペイン3』が発売された時であり、その前年には『Dead Space 2』も発売されているが、それらと比べて今作の方が秀でている部分が何一つない。

今作では、”ナンバリング・タイトル”としては初めて『ビハインド・ビュー』が廃止され、一般的なTPSに刷新されている。
その結果、今作のシューター面は”【肩越し視点】を生み出したバイオ4″のフォロワーの、フォロワーに近い作風となっている。
  • 体術
  • プロレス技

一応、上記のようなアクションも用意されている。
が、これが全然面白くなく、【撃つ】=>【ゾンビがよろめく】=>【急接近してプロレス技!】の繰り返しになりがちで非常にワンパターン。ここは、シンプルに銃器と鈍器の使い分けでも良かったのではと感じる。

少なくともレオン編に関しては、シューター要素が薄れる後半戦の方が面白いという有様。

ボタン入力はテンポが悪い

多発するQTE。

敵に掴まれたり、襲われるとボタン入力させられる。
その度に戦闘を中断し、スティックを左右にカタカタするのは非常に面倒。この作業で毎回3,4秒を無駄にするので、立て続けに発生した際はウンザリさせられる。

また、戦闘中でも操作不能になるのもテンポが悪い。
【シュリーカー】は叫び声を上げて周囲のゾンビを呼び寄せるのだが、その度に”レオンの耳を塞ぐ演技”を見るために操作不能となり、ここでも5秒ほど無駄にする。「叫び声」はこのクリーチャーに対処するまで何度も続く。

バイオハザード4』は【肩越し視点】を初めてTPSで採用した一作。
その「発明」は後のTPSに多大なる影響を与えたが、そのシリーズの未来がこれとは非常に残念である。

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ただし、ハリウッド感は悪くない

レオンとクリスの対面シーン。

後半、ゲーム全体が演出面に傾きだすと面白くなる。
「コール・オブ・デューティー」シリーズのキャンペーンのように、ジェットコースター的な迫力満点の演出が次々と登場し、この部分だけは海外の大作ゲームにも引けを取らないところである。

キャンペーンの中には、シリーズファンとして胸熱な共演や、他のキャンペーンとのクロスオーバーも用意されており、是非とも他のキャンペーンをプレイして「クロスするまでの流れを見たい」と思わせてくれる。

もはや「サバイバル」でも「ホラー」でも無いが、”映画版の流れを汲むゲーム版”と考えれば「完全にナシ」というわけでもない。そういう意味では”バイオハザードしている”。

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総評

レオンとヘレナ。

決め手に欠けるイマイチな内容。
これは既述したシューターの出来が大きく、プレイ時間の大半を占めるゾンビとの戦闘が非常に味気ない。それに加えて、バイオお約束のQTEや「初見殺し」も存在するので、総じてイマイチ。

後半戦でやや持ち直した感はあるものの、それでも「一度プレイすれば十分」という消耗品的な内容である。

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