対応機種 | PC,PS4,Xbox One etc |
プレイ/クリア時間 | 12時間~ |
ストーリー |
|
👍Good
- Co-op対応
- ボリューム満点
👎Bad
- 全体的に粗削り
- サバイバルホラーではない
紹介
三人称視点を採用したサバイバル・ホラーゲーム。
シリーズとしては『バイオハザード4』の続編になっており、「4」の【ビハインド・ビュー】はそのままにアクション要素をより強めた作風になっている。
なお、一応、過去作との繋がりはあるので軽く復習しておくことを勧める。
評価
【Pros】より、アクションゲームらしく
清々しいくらいに「サバイバル・ホラー」を排除している。
まず、今作は初っ端から太陽が降り注ぐ村での戦闘が展開される。
前作『バイオハザード4』では、寂れた山村を単独で進むホラーテイストなオープニングが用意されていたので、すぐに前作との”明らかな違い”が分かるはず。
これまでのバイオ | サバイバル・ホラーゲーム |
今作 | アクションゲーム |
内容的には、【ビハインド・ビュー】採用のアクションゲームに近い。
「立ち止まって撃つ」「銃を構えてからリロードする」などの特徴は、他のTPSとは一線を画する部分であり、「バイオハザード」ならではのゲーム体験を生む。
「果たしてこれはバイオなのか?」という疑問は残るが、アクションゲームとしてはちゃんと遊べるものになっている。
【Cons(欠点)】ワンパターンなガンファイト
前作は【ビハインド・ビュー】が生む「制約」を、エリアの仕掛けやアイテムの使い分けでカバーする必要があり、決められた中でやり繰りする面白さがあった。
その点、今作は「銃で撃ち倒せば良い」という場面が大半。
定期的に弾薬が補充できる点もそうだし、相棒(シェバ)の存在もそうだし、とにかく力でねじ伏せれば良いという場面が多い。
(イメージとしては前作の後半戦をずっとプレイしている状態に近い)
- アクションゲーム化
- 大勢の敵との戦闘
- +硬い敵
この辺りは【Co-op(協力プレイ)】向けの要素に思える。
なので、気心の知れたフレンドとワイワイ言いながらプレイする分には楽しめるはずだが、逆にソロプレイの場合は一人で大勢の敵に銃弾を浴びせるだけ、”似たような”敵を倒していくだけになるので、中盤以降は飽きとの戦いになる。
【Cons(欠点)】相棒(シェバ)は居なくても平気
キャラクター名 | 役割 |
クリス・レッドフィールド | 主人公 |
シェバ・アローマ | 相棒 ※一度クリアしたチャプターでは操作キャラクターとして使える |
前作『バイオハザード4』のアシュリーとは違い、シェバは自立した相棒。
なので、プレイ中は前作ほど相棒の介護 or 護衛を意識する必要が無く、逆に自分が助けられることもあるなど、なかなか頼もしい存在である。
そして、シェバの存在はプレイのハードルを下げる。
当然、一人よりも二人の方が敵の攻撃は分散し、こちらの火力も二倍となるので、前作基準では厳しい場面でも難なく突破できることが多い。
ただし、欠点の方が上回る
まず、シェバには「行く」「引く」程度の命令しか下せない。
なので、自分は【銃】=>【体術】で”賢く”プレイしているのに、シェバの方はお構いなく銃を撃ちまくっていたりする。
また、使用武器も指定できないので、”今はライフル銃で応戦して欲しい”という場面でも、ハンドガンでチマチマ撃っていたりする。
さらに下記のような問題点も存在する。
- スルーできる敵に先制攻撃する
- 「待て」が欲しかった
- プレイヤーが移動中は攻撃しない
- プレイヤー同様に”立ち止まらないと撃てない”ので
- 銃を持って棒立ちしていることがある
- 稀に敵の弱点以外を無駄打ちする
なので、当然フレンド(人間)の代わりとしては機能せず、かと言って優秀な相棒としても期待できない。
言ってしまえば「前作のアシュリーよりはマシ」という程度であり、正直「居なくてもそれはそれで良い」という感じ。
バイオハザード6との違い
上記事では今作と『バイオハザード6』との違いを解説している。
総評
全体的に”Co-op/協力プレイ用のゲーム”という印象を受ける一作。
ソロプレイ時の欠点の多くは、フレンドとプレイすればある程度は解決するので、「そういうゲーム」だと割り切れる場合に限ってオススメできる中身。
ソロプレイの場合は『バイオハザード4』をもう一周する方が満足感は高いかも知れない。
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