月次報告。17年2月に観た映画を全て振り返る。

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ブリッツ

あらすじ

英国に現れた警察官のみを襲う連続殺人犯「ブリッツ」。主人公である荒くれ者の刑事は、相棒と手を組み犯人を追うのだが、その捜査は楽ではなかった。主人公と犯人の一進一退の攻防、心理戦の果てに待ち受けるものは…?

ジェイソン・ステイサムと言えば、物語は二の次でとにかくアクションで魅せる映画が多い印象。しかし、この映画では知能犯と心理戦を繰り広げるステイサムを観ることができ、それだけでも何点か与えられる。

ただ、中盤以降の主人公の仲間の行動が唐突で、そこで付いて行けなくなってしまった。主人公と知能犯との駆け引きは面白いだけに残念。

ステップブラザーズ

あらすじ

親が再婚し、自分と同じ中年ニートと兄弟になった主人公。これまで好き勝手に生きてきた二人は、事ある毎に衝突を繰り返し、それが原因で夫婦関係にもヒビが入ってしまう。さすがにこれには堪えた二人は、自分の殻を破り重い重い一歩を踏み出すのだが…。

 感想

ブラックジョーク連発のコメディ作品で、下ネタから人種差別を揶揄したジョークまでてんこ盛り。中盤以降はやや中弛み・蛇足に感じられる場面が多かったが、中年ニートの立ち直りを面白く描いた内容は良かった。

クライム・ヒート

あらすじ

その地域では、闇社会のマネーロンダリングに地元のバーが使われていた。主人公はそんなバーに務めるバーテンダーだが、ある日バーに強盗が押し入り、預かっていた金を奪われてしまう。一気に危うい立場へと追いやられた主人公らは、血眼になり強盗を探す。そんな時、主人公は別のトラブルにも巻き込まれてしまう…。

感想

ジェームズ・ガンドルフィーニは、いつのもようにギャングを演じている。相変わらず哀愁漂う大男を怪演しており、ギャングを演じさせれば彼の右に出る者はいないなと感じる。

しかし、それ以上に存在感があるのは主演のトム・ハーディ。周りから一歩引き、静かに物事を観察するような冷静で紳士的な男を演じているのだが、同時に恐ろしさも感じられ、卓越した演技力で魅せてくれる。

そして、その演技力が終盤に「爆発」し、物語を一気に結末へと導く。裏社会に足を踏み入れた者の葛藤や最期を描いた良質な物語と、俳優たちの演技合戦が見所だ。

ビッグ・フィッシュ

あらすじ

昔からおとぎ話が好きだった父親。息子はその話を作り話だと思っていたが、父が余命幾ばくとなった時に、その話の真相を突き止めようとする。そこには想像を遥かに越える出来事が隠されていた。

世間的には高評価の作品のようだが、今ひとつピンと来なかったというのが正直な所だ。家族の物語自体は好物なのだが、余りにも綺麗事が続く話には少し疑問符が付いた。個人的には、「人生はビギナーズ」や「星の旅人たち」のように、決して綺麗事ばかりではない物語の方が好みだ。

月に囚われた男

あらすじ

単身で月の探査をしていた男は、あと二週間で地球に戻れるはずだった。しかし、ある時自分の居るステーションに隠された秘密を突き止めてしまう。果たして彼は地球に戻ることが出来るのか。

感想

世間的に受ける超大作ではないが、非常にアイデアが優れた小粒の作品。主に主人公と相棒のロボットだけで語られる物語は、序盤から伏線が散りばめられており、終盤に掛けての盛り上がりも良かった。

Looper

あらすじ

未来から送られて来る標的を、その場で始末する仕事をしていた主人公。しかし、ある時未来から「自分」が標的として送られて来たところで、彼の人生が大きく狂い出す。

感想

今の出来事が未来へと繋がる事実を上手く活用した物語と演出が良かった。主人公が、自らの腕に待ち合わせ場所を示す入れ墨を入れて、それを未来の主人公が見ることで対面を果たす場面などが印象的で、そうした「時間」を軸にした物語と演出が良かった。

ラブ・アゲイン

あらすじ

長年連れ添った妻に不倫され、家を出た主人公。流れ着いたバーで愚痴を垂らしていた時にある男に声を掛けられる。その男は、未練たらしく服装にも無頓着な主人公を魅力的な男に変身させてやるという。そうして主人公の大変身計画が始まった。

プリデスティネーション

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あらすじ

何者かによる爆破事件が多発していた大都市のバー。そこでバーテンダーをしている主人公は、ある流れ者と話を始める。その流れ者が数奇な人生を語り始める時、物語は動き出す。

感想

上記のあらすじはややミスリードを誘う。しかし、これ以上書くとネタバレになる。

クローサー

あらすじ

ダン(ジュード・ロウ)は街で偶然出会ったアリス(ナタリー・ポートマン)と恋に落ち、同棲(どうせい)を始めるが、フォトグラファーのアンナ(ジュリア・ロバーツ)に一目惚れしてしまう。

引用元 – シネマトゥデイ

ニュースの天才

あらすじ

主人公は政治雑誌「ニュー・リパブリック」の敏腕記者で、スクープを連発していた。しかし、そんな彼の記事に捏造の疑惑が持ち上がり、敏腕記者は一転して疑惑の記者へとなる。実際に起きた一大スキャンダルを描く社会派作品。

感想

主人公に、身近に居る「嘘つき」の姿を重ねながら観た。これまで、そうした人間と接して来た経験があるので、主人公の一つ一つの言動がとても良く理解できた。

主人公の成功と破滅、一致団結してこの問題に対処した記者たちの奮闘を描いた物語も面白く、個人的には一度で二度美味しい作品だった。

もしも昨日が選べたら

あらすじ

時間を早送り出来るリモコンを手にした主人公。最初の頃は日々の面倒な出来事を「早送り」していたのだが、次第にその面倒な出来事が”かけがえのない”時間であったと気づいた主人公は、そのリモコンを捨てようとするのだが…。

感想

日々生きていると「面倒だな」と感じることが多々ある。それらを早送りできれば、どれだけ毎日が楽になるだろうかと考えるが、実はそうしたことが”かけがえのない”時間だったりするということを教えてくれる映画。

スロースターターで序盤は退屈してしまうが、中盤以降は面白くなる。

ミッドナイト・ミート・トレイン

あらすじ

未解決の行方不明事件が頻発する街。主人公の写真家は画を求めて夜の街を徘徊していたのだが、その時に出会った女性が行方不明になったことを知る。そして、彼女の最後の姿を収めた写真に、事件の手掛かりを見つけた主人公は好奇心突き動かされ、一人で犯人を探すことに。

感想

映画はゴア要素が強く、視聴者が求めるものは提供してくれる。一方で、主人公以外の人物の行動がやや理解不能なところがあり、私のようにそうした箇所に目が行く人は置いてけぼり感を覚えるはず。

そんな彼なら捨てちゃえば?

あらすじ

いつも自分が空回りしてしまい、一向に運命の相手に出会えないジジ(ジニファー・グッドウィン)、同居して7年になるのに結婚する気のないニール(ベン・アフレック)と、本音を隠しつつも実は結婚したいベス(ジェニファー・アニストン)……。メリーランド州ボルチモアを舞台に、さまざまな事情を抱えた男女9人の恋模様が交錯していく。

引用元 – シネマトゥデイ

カンパニーメン

あらすじ

仕事一筋で生きてきた主人公が不況の煽りを受けて解雇される。自分のアイデンティティーにもなっていたホワイトカラーの仕事、順風満帆な生活が目の前で崩れ去った主人公は、冷徹な現実に押し潰されながらも一歩ずつ歩み始める。

感想

その会社でのキャリア、プライドや世間体だけではメシは食えない。ということを教えてくれる映画。それでも、それらに拘って自分で選択肢を狭めてしまう人たちや、それを強いる家族の存在も描かれ、レールから外れることの「怖さ」が感じられた。

個人的には、プライドや世間体は二の次で、何よりも家族第一に考えて行動する主人公の妻の姿が強く印象に残った。

ブラックスキャンダル

あらすじ

闇社会、FBI、政治が関与した汚職事件を描いた社会派映画。同じ貧しい地区で生まれ育った者同士だけが分かる絆が、FBIや政治家をも巻き込む一大スキャンダルへと発展していく。

感想

以前、ジョニー・デップは『フェイク』という作品で、犯罪組織に潜入捜査した捜査官を演じたが、今回は犯罪組織のボスを演じている。ただ、トニー・ソプラノを演じたジェームズ・ガンドルフィーニや、ナッキー・トンプソンを演じたスティーブ・ブシェミほどの怖さが無かったのは残念。

物語自体も特に驚きはなく、他の作品で散々観たような内容だった。

リミットレス

あらすじ

作家志望の主人公は人生のどん底に居た。そこにある薬を持った人物がやって来た。その薬を飲むと脳のリミッターが外れ、脳を最大限活用できるようになると言う。何も失うものはない主人公は、試しに貰った一錠を口に含むのだが…。

感想

映画では、主人公の人生逆転的な痛快な話と、その薬を巡るサスペンス風の話が描かれ、どれも綺麗にまとまっている。冒頭の場面はややミスリードを誘い、それのせいで結末が少し弱いと感じたが、誰にでも勧められる作品であることには変わらない。

ただ、世の中にはこんな薬に頼らずとも、この薬を服用した時の主人公のような人間が存在するということも考えさせられる。そう考えると天を恨みたくなるな!

パパvs新しいパパ

あらすじ

妻と妻の連れ子2人と仲睦まじく暮らしていた主人公。そこへ子供たちの実の父親が現れ、「パパvs新しいパパ」の戦いが勃発。お互いに良いパパぶりを発揮し合うのだが、果たしてこの戦いの行方は。

感想

先月観た「アザー・ガイズ」の実質的な続編。映画自体はジョークなのだが、連れ子を育てることの難しさや、子供たちの実の父親との関係性など、色々と考えさせられるところがあった。

ナイト・ミュージアム

あらすじ

博物館の夜警の仕事を始めた主人公。しかし、そこは夜になると展示物に命が宿る、いわくつきの博物館だった。さらに、博物館の展示物を盗もうとする泥棒も現れるなど、数々の災難が主人公を襲いかかる。

感想

子供の頃、おもちゃを見て「これが実際に動いたら良いのに」と思った。この映画は、それが映像化されたような作品で、観ると童心に戻ったような気分になれる。

アルゴ

あらすじ

イランで革命が起き、暴徒がアメリカ大使館を占領。多くの大使館関係者が人質に取られる一方で、難を逃れてカナダ大使館に避難することが出来た者たちも居た。主人公は、カナダ大使館に避難した6名のアメリカ人を救出する任務を受けるのだが、それは危険で困難なものであった。そこで主人公はハリウッドを巻き込み、ある作戦を立案する。