「鍵屋」の紹介は信用の切り売り。

※鍵屋の紹介、利用を批判する記事ではない。

目の前のお金を取る? それとも…

はっきり言って、「ゲームブログ」というのはマネタイズ(収益化)が難しい。

運営者自身に人気が集まり、執筆や取材の依頼が来るレベルまで行けば話は違うだろうが、単にWebサイトを運営して広告収入を得るだけでは、なかなか趣味の域を超えることはない。

というのも、今あなたが読んでいるコレのような「ゲームブログ」に適した広告は、アドセンスに代表されるクリック報酬型の広告や、Amazon等での物販(ゲーム販売)に限られており、そして広告単価は比較的低いからだ。

同じゲームであっても、ソシャゲの方が収益化の手段は多い。
実際に、私は非公開かつ高単価のソシャゲ広告を紹介されたことがあり、今からでもソシャゲにシフトした方が収益面は大幅に向上する(やらないけど)。

で、そんな収益面の弱さを補う手段として、「鍵屋」の紹介記事を書いて紹介料を頂戴するマネタイズ方法が存在する。

仕組み自体は「ゲームを紹介する→読者が購入する→紹介料を頂戴する」というもので、これ自体は両者にとって利益があるものなのだが、こと「鍵屋」になると話が変わって来る。

というのも、この手の記事で名前が上がる業者は、Steam、Uplay、Originと言った主要なプラットフォームからの認可を受けていない非公式業者であることが多い上に、そこで販売されているゲームキーには「非合法的な手段」で入手されたものが混ざっている*1とされ、実際にUbisoftが某業者からのゲームキーを一斉に無効化した騒動も過去には起きている。

また、キーの有効化にはVPNを利用する場合もある。
少なくともSteamはこれを禁止しており、使用アカウントが制限されるリスクを明言している*2。

ユーザーの信用を失ったWebサイト運営者たち。

ここで記事のタイトルに繋がるのだが、私はいくら「収益の弱さ」を埋めるためとは言え、“読者に害を及ぼすかも知れない”サイトは紹介したくないし、できないと思っている。

そもそも、この手の記事から購入に至る読者の中には「このブログ、人が紹介している」から購入する人がいるはずで、それはまさに”こちら側へ一定の信用”があるからこその行動だ。

綺麗事かも知れないが、私はその信用に傷をつけることはしたくない。

私はこれを「信用の切り売り」だと考えている。
確かに熱心な読者ほど、自分のサイトから購入するハードルは低く、「現金化」が容易いかも知れないが、そういう人を「消費」すればするほど、長期的に見ればサイトや運営者への信用を失っていくように感じるのである。

結果的に不利益を被った読者を「自己責任」として片付けることも出来るが、煽りや釣りタイトルが横行するWeb業界だからこそ、読者ファーストで、長い期間を掛けて信用を積み上げていくことが何よりも大事だと思うわけですよ。

*1 Ubisoft Says Deactivated Far Cry Keys Purchased With Stolen Credit Card, EA Confirms

*2 Region Restrictions on Steam

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