唐突な自分語りはNG。
さて、小学生最後の1年はまさに「モンハン」一色だった。
放課後にPSPを持ち寄ってみんなでモンスターを狩るのが日課で、ただいまも言わずにPSPを手に家を出て、門限ギリギリまでずっと狩っていた。
その頃は少なくない友達と一緒に狩ることが多く、こっそり校内に再集結したり、団地の裏や狭い公園に群がって遊んでいた。だんだんと日没が早くなってきた冬のはじめの肌寒い夕方に、みんなでワイワイ「モンハン」を遊んでいたあの時が、もっともゲームを楽しんでいたときかも知れない
あの空間には、明るいやつも暗いやつもいたし、普段あまり口を聞かない友達もいた。そんな私を含めたハンターたちが「モンハン」を通して、討伐という共通の目標のために力を合わせて戦っていた。
あの頃はゲーム脳なんて言葉が一人歩きし、ゲームをあからさまに毛嫌いする親や教員が実際にいた。(しかし脳トレは認めるというダブルスタンダードさには子供ながら呆れていた)
そんなオトナたちの目を盗み、小さなハンターたちが放課後に集まり、ともにモンスターを狩った経験は間違いなく、かけがえのない思い出だ。
さて、それから10年以上が経過し、気が付けば私は長らく「モンハン」から遠ざかっていた。情報も全く追っておらず、最近の「モンハン」に関しては本当に何も知らない。
おまけに、ともに戦ったハンターたちとは現在、全く連絡を取り合っておらず、中には名前を忘れてしまった者もいる。
そんな中、今年のE3で『モンスターハンターワールド』の情報が飛び込んで来た。あれは正に、あの頃の私が思い描いていた「ぼくが考えた最強のモンハン」そのもので、完全に一目惚れしてしまった。
それと同時に、「モンハン」を夢中に遊んでいたあの頃を思い出し、再び仲間たちと狩りに出たいという思いが湧いてきた。
今では名前さえ覚えていない彼らと、いつか『モンスターハンターワールド』で再会し、ともに狩りに出られたら最高の思い出になるだろう。私が大苦戦していたイャンクックを一瞬で討伐してしまった彼は元気にしているだろうか?火の出る剣で私を驚かせてくれた彼も元気にしているだろうか?
…
究極の自分語り記事になってしまったが、私にとって「モンハン」は単なるアクションゲームではなく、思い出が詰まった特別なシリーズであるということを書いておきたかった。