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全ての点において前作を凌駕する続編。Watch Dogs 2(ウォッチドッグス2)【感想 評価 批評 レビュー】

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Watch_Dogs2 プレイ日記一覧

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開発:Ubisoft Montreal

色々な意味で話題を集めた『Watch Dogs』の続編。太陽がさんさんと降り注ぐ「サンフランシスコ」の明るい雰囲気に身を任せ、プレイヤーが思うままに遊べる作風が大きな特徴となる。

本稿では、今作『Watch Dogs 2』の批評をお送りする。もちろん、いつものように物語のネタバレには配慮しており、ゲームプレイ面に絞った内容になっている。

Good

  • サンフランシスコ
  • 自分流の遊び方が出来る
  • 量より質のコンテンツ

Bad

  • 一部の難易度の偏り
  • お馬鹿なAI

君の思うままに遊べ

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前作『Watch Dogs』にも、そのDLCである『Watch Dogs Bad Blood』にもハッキング要素は存在した。しかし、その二作のハッキングはアクションやステルスをサポートする存在であり、プレイヤーが主人公を動かなさい限りミッションタスクを消化することは出来なかった。

思えば、Watch Dogsシリーズの原型とも言えるFPS版『Syndicate』や、同じくハッキングを主体とする『Deus Ex Human Revolution』でも、やはりハッキングは攻略をサポートする存在だった。ハッキングの出番と言えばロックされたドアを開ける時や、敵のロボットを乗っ取るときくらいであり、プレイヤーが実際に主人公を操作して攻略していくことは大前提だった。

それが一転、今作『Watch Dogs 2』ではハッキングを駆使することで、「プレイヤー(=主人公)が直接手を下すことなく」ミッションをクリアできるようになっている。

敵を容疑者に仕立て上げることも出来る。

例えば、警戒エリア外からドローンを飛ばして敵にタグ付けし、あとはシステムの脆弱性を見つけ出して、それを利用して敵を一人ずつ倒していくことが出来る。また、敵にニセ情報をアップロードすることで容疑者に仕立て上げ、警官に連行してもらうことも出来るし、裏切り者にしてギャングに始末させることさえ出来るのだ。

邪魔者を排除した後は、これまた警戒エリア外から小型ラジコンを侵入させて、お目当てのブツを回収したり、システムをハッキングすればミッション完了というわけだ。前作ならプレイヤーが直接敵陣に乗り込んで、やらなければいけなかったことが、今作ではハッキングを通して「外」から行えるようになっている。

これが今作最大の特徴である。当然、ハッキング以外にも、リスキーなステルスプレイに挑戦することも、ランボープレイで乱暴に遊ぶことも出来るので、ミッション攻略における自由度の高さ(選択肢の数)は前作以上と言える。

このように自由度が増したことで、各々のプレイスタイルに合わせて遊ぶことが可能になっている。例えば、あまりゲームが得意ではない人は手軽なハッキングプレイで遊び、得意な人はステルスプレイやランボープレイを取り入れて遊ぶということが出来るようになっており、正にプレイヤーの思うままに遊べるのだ。

クレーンを操作。

どのミッションも様々なアプローチで攻略できる。先ほども述べたように、基本的にプレイヤーの思うように遊べるので、ミッション内容もそれを反映したものになっており、街全体をまるで遊び場のように扱い、時にはパズルを解く感覚でクレーンや自動車を動かして進路を作っていく。

前作では、物語だけに留まっていた“街の全てが手中に収まっている”感覚を、上手くゲームプレイ面にも落とし込めている。今作でようやく「Watch Dogsらしさ」が感じられるようになっている。

脱テンプレートへの挑戦

アイコンまみれである。※『Assassin’s Creed Unity』より。

ACシリーズやFar Cryシリーズと言ったUbisoftのオープンワールドゲームには「お決まり」が存在する。それは、ビューポイント(=電波塔or基地局)を開放してマップを覆う霧を晴らし、膨大な数のコピペのサイドミッションを消化していく一連の流れだ。

確かに、これが初めて登場したAC 2では楽しめるものではあった。しかし、これに味をしめてこのテンプレートを毎作のように使い回し、とうとう別のシリーズでも見られるようになった時には、これの賞味期限は完全に過ぎていた。

逆立ち。

ようやく今作『Watch Dogs 2』では、この面にメスが入っている。作業的なサイドミッションは一掃され、どのサイドミッションも独自の物語を持っており、『The Witcher 3 The Wildhunt』ほどではないが、よく練られている。

街の観光と収集要素を融合させた「Scout X」や、レース系チャレンジに小話を付けた「Driver SF」など、これまでのUbisoftゲームでは見られなかった工夫が随所で見られるのだ。

おそらく、私を含め多くのゲーマーが持っていたであろう「UbisoftのゲームはいつまでたってもUbisoftのゲーム」という見方を、今作は一変させてくれる。ようやく、大病であったUbisoft病を克服している。

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総評

全ての点において前作を凌駕している。ここでは触れていないが、舞台となる「サンフランシスコ」は隅々まで作り込まれており、最近のオープンワールドゲームの中でもトップクラスの完成度を誇っている。それは、「車で走り抜けるなんてもったいない」と感じさせる程である。

まとめると、今作は前作の欠点を徹底的に潰して来たお手本のような続編。一部の難易度の偏りや、おバカなAIに困らされたのは事実だが、それを差し引いても今作は完成度の高いオープンワールドゲームに仕上がっており、これは最高点に近い点数を与えられる一作だ。

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