Tomb Raider(トゥームレイダー)【感想 評価 批評 レビュー】

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサードリンク

概要

tombraider-16011503
本作は、近年のTomb Raider作品を手掛けている開発会社Crystal Dynamicsが開発した作品になる。本作で描かれるのはララ・クロフトが伝説的な冒険家になる以前の出来事で、過去作の設定は全て白紙に戻されている。それに伴い本作のゲーム内容も遺跡の探索がメインではなく、謎多き島に漂着したララのサバイバルがメインになっており、敵との戦闘の他、狩猟や武器強化と言った要素が大きな特徴となっている。

副題無しのタイトルからも分かる様に、本作はシリーズの再起動を試みたリブート作であり、今後は本作の流れを汲んだ作品が続くことになる。正に新シリーズの第一作目が本作になる。

質の高い撃ち合い

tombraider-16011504
シューターメカニックの抜本的な手直しにより、シューターの質は向上している。『Tomb Raider Underworld(DEMO)』のような強力なオートエイムで敵を狙って撃つだけの撃ち合いとは比較にならないほど、本作の撃ち合いは面白いと感じる。

本作は純粋にシューターとして質が高く、響き渡る銃声やHit感が実に心地良い。だが、撃ち合いの面白さを引き出している一番の要因は、カバーシステムを採用しながらも、カバーはあくまでも弾除けという位置づけにしている点だろう。例えば、ララがカバーに入ると敵は火炎瓶等を投げて来る、近接攻撃を得意とする敵が特攻してくる等と言った攻撃を繰り返して来るので、必然的にカバーに留まって戦うのではなく、カバーを弾除けに利用しながら動き回り、敵と撃ち合うことになる。
こうなる事で純粋な射撃の面白さに加えて、ララを上手く操作して立ち回る面白さも生まれ、一層面白くなる。加えて、フリーエイムのみという仕様も非常にスピード感を生んでおり、常にカメラとキャラクターを動かし続ける撃ち合いは本当によく出来ている。
更に銃撃戦をサポートする形で存在するステルスプレイも楽しく、本作はアクションとステルスの両方が上手く絡み合っている。

探索とトゥーム

tombraider-16011505
このゲームは中規模サイズのエリアがロードにより繋がる作りになっている。一部を除いてエリアは立体的な構造をしており、エリア内には収集物や後述するトゥーム等が存在する。ミッションプレイ時以外は自由にエリア間を行き来することが出来て、自由に探索可能だ。そうしたエリアをララの高い身体能力を最大限発揮して飛んだり、跳ねたりして探索するのはかなり楽しい。メインミッションはどちらかと言えば敵との戦闘に重点を置いているので、ミッションプレイ時以外で薄い冒険要素を補う作りは悪くない。

各エリアには隠しトゥームが存在する。これもメインミッションでは影が薄い”遺跡の探索要素”を補う形で存在しているのだが、随分と薄味のパズルが多いのは残念だ。大掛かりな仕掛けは無く、少し考えれば解けるパズルが大半でオマケ感が強い。また、シームレス化の弊害でトゥームに侵入する際に、ロード画面の代わりにララの歩行速度が落ちるのだが、これが非常にテンポが悪い。かと言ってここだけロード画面を表示する訳にもいかないと思うので、一概にダメとは言えないが。

欠点を挙げる

tombraider-16011506
このゲームでは部品を集めて、キャンプで武器を強化することが出来る。銃を強化すれば戦闘を有利に進められるようになるのだが、如何せん部品が過剰に手に入る為、「どの部分から強化するか」と吟味する楽しさが皆無なのは残念だ。逆に言えば「余計な事を考えずに遊べる」という事なのだが、そうした選択も面白さの一つだと思っているので、この甘い仕様は歓迎できない。
それに加えてただの置物と化している野生動物や一部の”数で押すだけの戦闘”等は高品質なゲームプレイの足を引っ張っており、数少ない欠点と言える。

総評

tombraider-16011507
本作は見事なリブート作に仕上がっている。質の高い撃ち合いと適度な探索要素が融合したキャンペーンは、絶妙なペース配分で構成されており、ララの心境の変化を描いた脚本もよく出来ている。
本作はその存在理由とも言える”新シリーズの土台を作る”という責務を見事に果たしており、旧世代機で発売されたアクションゲームの中でも指折りの良作に仕上がっている。

A SURVIVOR IS BORN

スポンサーリンク
スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする