The Witcher 3 – “血塗られた美酒”を完走 (18)

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全てのコンテンツを消化した完全クリアではないが、”残っているコンテンツは数えるほど”という状態で『血塗られた美酒』を終えた。そのため、まだ試せていない新要素や途中で止まっているサイドクエストは存在する。だが、それでも30時間弱も遊べたので十分な中身と内容と言え、前回の記事にも書いたが良い意味で二千円弱の中身とは思えない。さて、この記事では『血塗られた美酒』の感想を書いておく。

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新マップのトゥサンは独特の文化を持つ芸術的な街並みが印象的だ。特に美しい城下町を囲むように点在するぶどう畑や青々とした森林も見とれるほど美しく、本編でも度々耳にしたトゥサンはその噂通り美しい。
だが、そうした表面的な美しさとは裏腹に、その内側には漆黒の闇が広がっている。その闇とは残酷な悪党や凶暴な怪物のことであり、人間の邪悪さのことである。美しいトゥサンの内側では、そうした闇がうごめいており、プレイヤーは物語を通してそれらに触れていくことになる。

その物語は、舞台となるトゥサンが二つの顔を持っているのと同じように、見る角度によっていくつもの顔を見せる。その為、簡単に白黒付けることは出来ず、全員が納得する結末を迎えることも出来ない。全体的に「よりマシな方を選んでいく作り」という印象が強く、そうした前提があるので登場人物らとの会話はプレイヤーを常に悩ませ、難しい決断を迫るので面白い。この点は「契約」や「言葉」がテーマだった一つ前のDLC『無情なる心』よりも練られていて、静かな殴り合いとも言える会話は本当に面白い。

ゲームプレイ面ではいくつかの新要素が見られる。Assassin’s Creedのような敵の拠点を解放するミニゲームや過去作に登場した怪物等が新たに追加され、ベースは良くも悪くもWitcher 3ながらも新たな物を追加してきた姿勢は評価できる。また、今回のDLCに併せて配信された新パッチによってUIや操作方法が改善されたことも書いておく。

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冒頭にも書いたが、良い意味で二千円弱の中身ではない。より硬派な戦闘、より複雑な物語を持つ『血塗られた美酒』は、Witcher 3の最後に相応しい作品に仕上がっている。一作目から遊ぶシリーズファンに向けた小ネタや演出も随所で見られ、そうした意味でも最後に相応しい内容と言える。
バグが散見され、本編の不満点はそのまま残っているという欠点はあるが、それでも『血塗られた美酒』は迷うことなく高い点数を付けられるほど面白い作品になっている。これで終わりは寂しいが、ゲラルトには是非とも葡萄園での余生を満喫して欲しい。

– ウィッチャーバカ (19)
– “血塗られた美酒”を始める (17)

16.07.20 加筆修正

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