Splinter Cell Blacklist(スプリンターセルブラックリスト)【感想 評価 批評 レビュー】

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概要

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ゲームプレイを一新したことで賛否両論だった『Splinter Cell Conviction』の続編。一応、今作も過去作と同じ世界観を共有しているようだが、サード・エシュロンの廃止、声優陣(英語版)の総入れ替えなど、ある意味では仕切り直しの一作になっており、シリーズ初心者でも入りやすい内容になっていると言える。

ゲームプレイに関しては前作をベースにはしているが、流行りの攻撃的なステルスプレイ一辺倒ではなく、古き良き古典的なステルスプレイも可能で、かなり柔軟なゲームプレイを実現している。従って今作は前作では見向きもされなかった古くからのシリーズファンでも楽しめる内容になっているのだ。

正統進化

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前作ではシリーズの刷新が行われ、大幅な仕様変更が断行された。特に『24 -Twenty Four-』に強くインスパイアされた攻撃的なステルスプレイは賛否両論で、その”暗闇に紛れて敵を排除する”ことを良しとするゲームデザインは、シリーズの中でも異質と言わざるを得なかった。

しかし、一方でサムがジャック・バウアー化したことで、仮に敵に発見されても余裕で応戦できるようになり、過去作の欠点とも言えるプレイヤーに”試行錯誤”を強いる古臭いゲームプレイから見事に脱却してもいた。

翻って今作だが、意外にもシリーズで一番面白いSplinter Cellになっている。前作をベースにしながらも、従来の硬派なステルスプレイも可能という柔軟なゲームプレイを実現しており、新旧のファンが楽しめる作品に仕上がっているのだ。

これを具体的に説明すると、今作には「完全ステルスプレイのゴースト」「ステルスとアクションを組み合わせたパンサー」「アクションプレイのアサルト」という三つのプレイスタイルが存在する。プレイヤーは自身のプレイスタイルに合わせてこの三つを遊び分けることになり、過去作の様に「ステルスゲームなのだから隠密行動しろ」という訳ではないのだ。また、恒例のリザルト画面も、それぞれのプレイスタイル毎にポイントが減点ではなく加算されていく方式になっており、これも含めて無闇にプレイヤーの遊び方を縛らない工夫が見られる。

前作と比べると”攻略面の自由度”も格段に向上している。複数の方法で目的地まで辿り着けるので、進むルートを考えるのが楽しく、周回プレイ向きなのも嬉しい。また、前作では殆ど登場しなかった多彩なガジェットも再登場を果たし、小型ドローンやクロスボウを駆使して敵を翻弄するのは楽しい

前作の洗練されたアクション、簡素化された操作で遊ぶ『Splinter Cell Chaos Theory』という表現がしっくり来るその中身は、新生Splinter Cellの二作目にして傑作が誕生したと言っても過言ではないほど面白い。

欠点

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マルチプレイの予習と思われるサムの相棒ブリッグスのミッションは全く面白くない。そこまでは質の高いステルスプレイが楽しめる内容なのに、ブリッグス編はただの出来の悪いFPSであり、何の捻りもない。前作のイラク編よりはマシだが、かなり酷い内容であることには変わらない。加えて、戦闘推しのミッションも不要。

また、キャラクターの表情がマネキンのように硬くカットシーンが不自然なのも気になる。俳優に声と表情の演技をさせる為に声優陣を一新した割には硬く、前作の方がまだ人間らしい表情をしていた。生気が感じられない。

最後は操作方法の簡素化によって誤操作が増えた点だが、実はこれが最大の欠点かも知れない。このプレイ日記にも書いているが、同じボタンに複数のアクションが割り当てられているので、死体を担ぐつもりが目の前のドアを開けてしまったというようなことが頻繁に起きる。可能なアクションが増えた結果として生まれた皮肉な欠点だが、解決策が欲しい。

総評

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今の時点ではシリーズで最も面白い一作。名作『Splinter Cell Chaos Theory』と『Splinter Cell Conviction』の丁度中間にある作品で、新旧のファン双方が納得できる中身になっており、大手スタジオならではの手の込んだ演出と多彩なロケーションも相まって、今作は新生Splinter Cellの二作目にして、続編が超えるべきハードルを一気に押し上げた作品になっている。

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