※一部記事でアフィリエイト広告を利用しています

【評価・感想】『メタルギアソリッド ピースウォーカー(MGS PW) HDエディション』レビュー

4.0
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約6分で読めます。
対応機種PSP,PS3,Xbox(互換)
プレイ時間18時間~
ストーリー1974年、中米コスタリカ。ネイキッド・スネーク(ビッグボス)は、新型核搭載歩行戦車「ピースウォーカー」を巡る、アメリカとソ連の陰謀に巻き込まれていく。

今作は、PSP向けに発売された「メタルギア」。

同じくPSP向けに発売された『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』とは違い、こちらは小島監督作品になり、「メタルギア」の壮大な物語を構成する正式な作品になっている。

今回は、リマスター版にあたる「HD エディション」をプレイした。

スポンサーリンク
著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

SNSをフォローして更新情報を得る

評価

この記事は、ソロプレイに限定した内容です

ポータブルなMGSの究極系

メタルギアソリッド ポータブル・オプス』は、”PSPで遊べる3ベースのメタルギアソリッド”だったが、今作の方は、”PSP向けに再構築された新生メタルギアソリッド”になり、よりポータブルな作り。

今作は、短い時間で、繰り返し遊べる。

サイドミッションも含めると、ミッションは150個以上もあるが、どれも10分程度でクリアできるものばかりで、短い時間で、気軽に遊べる(ミッションは再プレイ可)。また、優秀な兵士を「フルトン回収」して回り、彼らの能力を活用し、本拠地である「マザーベース」のレベルを上げていくことは、繰り返し遊べる要素になっており、シンプルだが、しっかり時間が溶ける。

今作の場合、ミッションをクリアすることで時間が経過し、そのタイミングで「マザーベース」のレベルが上がるなど、ゲームが進行する。確かに、短い時間で遊べる分、個々のミッションはやや淡白なのだけれど、この気軽さがやめ時・・・を迷わせ、「あと1ターンだけ…」とついつい遊んでしまう中毒性を生んでいる。

  1. 1ミッションあたり10分ほどでクリアできる
    =>ミッションは再プレイ可
  2. 野生の兵士を回収し、マザーベースの要員にできる
    =>マザーベースがレベルアップし、アイテム開発などができるようになる

これらは、どこにでも持って行けるPSPに最適化されたコンテンツと言え、「ポータブル・オプス」を経て、スキマ時間に繰り返し遊べる「メタルギア」としてさらに進化した形だ。

また、今作はステルスもポータブル仕様。

メタルギアソリッド3 スネーク・イーター』や「ポータブル・オプス」、他のステルスゲームを遊んでいると、「え、これでも発見されないの?」と思うくらい、敵兵の視覚や聴覚が鈍い。終盤はややステルス色が強くなるが、それでもステルスゲームとしてはかなり甘めの調整がなされている。基本的に、CQCからのホールドアップだけでエリアを制圧できる。

よって、本格的なステルスプレイを求めて遊ぶと、肩透かしを食う可能性大なのだが、一方で、ステルスプレイが手軽に遊べることで、ミッションを続けて遊ぶことが苦にならないところがある。「繰り返し遊ぶ」「野生の兵士を回収する」ことが重要な今作においては、このガバガバさがよく合っている。

個人的に、今作のステルスが「ポータブル・オプス」のようにシビアだった場合、これほど続けてミッションを遊ぶのは難しかったのではないかと思う。

プレイ面以外では、キャラクター同士のやり取りを収録したカセットテープが数時間分用意されていたり、協力プレイ(CO-OPS)が完備されていたりなど、携帯ゲーム機の特性を活かした要素が揃っている。

HD(リマスター)版を遊ぶと、携帯ゲーム機だからこその魅力は若干薄れるが、それでも中毒性の高いゲームシステムや、過去作と比べても遜色ない(Vへと繋がる)ストーリーモードなど、たとえ遊ぶゲーム機が変わっても変わらない面白さがある。

一人よりも二人で遊ぶ人向け

どのボスも大きくて素早く、モンハンのモンスターみたい

少なくとも、ボス戦は一人よりも二人で遊ぶものだと感じた。

今作のボスは、AI兵器で、かなり装甲が厚い。一人で遊ぶ場合、地道にダメージを与えていくだけで、あまり面白くない。また、一部の戦闘(発見された状態)パートも、一人よりも二人で手分けして遊ぶものだと思う。

決して、一人では遊べないわけではないが、「二人で遊んだ方が良い」と思う瞬間は何度かあった。

モンハン風

個々のマップが、複数の小さなエリアで構成され、どのボスも巨大で、俊敏。今作は「モンスターハンター」とのコラボが有名だが、そもそも「ピースウォーカー」自体がPSPの「モンスターハンター」によく似ている。

スポンサーリンク

総評

今作は、新システムにより、生まれ変わった新生「メタルギア」。PSPの携帯性を活かした内容ではあるが、骨太なストーリーや繰り返し遊べる奥深さなどは、”HD エディション”でも変わらず、今作の魅力になっている。

メタルギアソリッド ポータブル・オプス』とは違い、今作は『メタルギアソリッドV ファントム・ペイン』と密接に関わる作品なので、「V」を遊ぶのならこっちの「Vピース」も遊んでおいた方が良い。

ただ、現在(2022年4月)では「メタルギア」を遊ぶ手段が限られてしまっており、PS3がないとシリーズ制覇ができない(ポータブル・オプスも含めるとPSPも必要)。どれだけ面白くても、今では手軽に遊ぶことができない点は、ただただ残念に感じる。

▼関連動画

シェアする
SNSをフォローして更新情報を得る
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Kakihey.com│ゲーム紹介・レビュー
タイトルとURLをコピーしました