Mafia: The City of Lost Heaven(マフィア)【感想 評価 批評 レビュー】

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概要

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タイトル:マフィア ザ・シティ・オブ・ロスト・ヘブン 開発:Illusion Softworks

2002年に発売され、今なお一部で根強い人気がある本作。
本作はタイトルにある通り裏社会を生きる男たちを題材にしたクライムアクションゲームで、舞台となるのは禁酒法時代のアメリカ。貧しい暮らしを強いられていた主人公であるタクシー運転手がある事件をきっかけに裏社会と接点を持ち、少しずつ闇に染まっていくというのが粗筋だ。重厚な世界観と物語が特に評価が高い作品である。

手堅いシューター、おバカな味方

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ゲームの大部分を占める銃撃戦について書くと、これは純粋に面白い。一撃死もあり得るというシビアな難易度に加えて、銃の反動をマウスで制御しながら撃たないと弾がバラけるという硬派な面も合わさり、比較的難易度が高いがその分白熱した銃撃戦が楽しめる。また、銃を発砲してから着弾するまでの時間差、敵が被弾際のアニメーションやマガジンごと交換するリロードなど非常に細かな部分まで凝った作りなので、最近のTPSではあまり味わえない生々しさとリアルさが感じられるのが良い。
その中でも特に気に入っているのが、敵もプレイヤー同様に弾薬は無限ではないという点だ。例えば敵の弾倉が空になると銃を捨てて鈍器で殴りかかって来る所だ。他のゲームでは敵の弾薬は無限であることが多いが、有限だからこそ生まれる駆け引きが存在する。確かにシューターとして見れば粗いが、面白いのだ。

しかし、そんな銃撃戦にも大きな欠点がある。それは味方がお馬鹿さんで敵陣に特攻するクセがあるということだ。味方と共に戦うミッションで気に掛けるべきは敵の銃弾ではなく味方であり、少し目を離すと敵陣で蜂の巣にされている。一応、ファミリーの人間ではない者に対しては「行け」「止まれ」と命令できる時があるが、基本的にミッションに同行するのは主人公よりも上の立場の組員なので”絶対に”命令することは出来ない。そうしたリアル志向も結構だが、お馬鹿な味方が完全にゲームプレイの邪魔をしている。せっかく質の高いシューターを作り上げているのに余計な物が本当に余計な存在になっているのは残念だ。

多彩なミッションと理不尽さ

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全部で20個あるミッションは、どれも多彩でプレイヤーを飽きさせない工夫がなされている。トンプソンを撃ちまくる”いかにも”な内容のものもあれば、Hitmanを彷彿とさせる暗殺ミッションまであり、その中身は非常に濃い。しかし、説明不足が故に攻略サイトをよく読んで初めて進め方が分かるミッションが多く、また初見殺しとも取れる場面も多々あり、中身とは裏腹に実際に遊んでみると、かなり粗削りな印象を受ける。至近距離で命中すると一撃死する散弾銃を持った敵がカメラの死角に配置されているのは、もはや嫌がらせとしか思えない。
基本的にミッションは一度目ですんなりクリアするのは困難。何度か遊んで敵の配置や湧き方を覚えてようやくクリアすることができる。ミッションの中身は大変面白いのに、肝心のゲームプレイ部分が粗削り過ぎる。

総評

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噂通り、物語と演出は往年のマフィア映画にも引けをとらないほど巧みで大変素晴らしい。エンドロールが流れ始めた際には何とも言えない充実感を覚えた。肝心のゲームプレイ面については、自動車の操作性や銃撃戦は今でも問題無く遊べるのだが、この記事で指摘した欠点がプレイの足を引っ張るので、本作を遊ぶにはある程度の忍耐力が必要だ。
本作は「物語は一流だが、ゲームプレイは二流」というゲームだ。

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