Life is Strange(ライフ・イズ・ストレンジ)【感想 評価 批評 レビュー】

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本作は『Remember Me』を開発したDontnod Entertainmentが送るアドベンチャーゲーム。”時間を巻き戻す能力”を持つ主人公と、彼女の繊細な内面と周囲の複雑な人間模様を描いた物語が高く評価され、昨年話題になった一作。ちなみに、国内版は今月3日に『ライフ・イズ・ストレンジ』というタイトルで発売されている。

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このゲームの最大の特徴は”時間を操作して展開を変える”というユニークなゲームプレイにある。チュートリアルを兼ねた冒頭では、銃弾に倒れた同級生を助ける為に時間を巻き戻して、主人公マックスはその同級生の命を救ってみせる。このゲームは”時間を戻して展開を変える”ことを繰り返すアドベンチャーゲームである。

さて、この”時間を操作する能力”だが、なかなか面白い。例えば会話の中で主人公マックスが発した(プレイヤーが選んだ)台詞が予期せぬ展開を生んだとする。普通のアドベンチャーゲームならばそれまでだが、このゲームでは一旦時間を巻き戻して別の台詞を選択することができ、そこで別の台詞を選べば先程とは違う展開になる。加えて一部を除いて「不正解」が無く、それぞれの選択が伏線となり後の展開にじんわりと影響を及ぼす作りにもなっている。

この面白いところは、この”時間を巻き戻す能力”を使って全ての展開を見比べて「どれが一番マシか」を考えながら選ぶところで、どれを選んでも先に進むことから生まれる不安感や緊迫感がプレイヤーの感情を刺激することで、選ぶという行為がより活きている。

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この”時間を巻き戻す”というゲームプレイの原型は、同社のアクションゲーム『Remember Me』に登場する”Memory Remix”だろう。”Memory Remix”では記憶をムービーとして再生し、いくつもある編集点を上手く編集して組み合わせることで他人の記憶を改ざんすることができた。これにある「時間を操作して手を加える」という行為がそっくりそのまま本作に登場している。

Remember Me』のプレイ日記の方で書いたが、”Memory Remix“の欠点は正解するまでやり直しになる点だったのだが、『Life is Strange』の選択肢には不正解が存在しないので、アドベンチャー面に限定すれば、そうした欠点がなく上手くゲームプレイに馴染んでいる。

しかし、時折挟まれる”時間を巻き戻しながら解くパズル”は『Remember Me』と同じ様に成功するまでやり直しになるという問題を抱えている。このミニゲームはMemory Remixの発展版になっており、プレイヤーは時間と周囲の環境を組み合わせてパズルを解いていくという内容になっている。

もう少し詳しく説明すると、あるエピソードで親友が列車に跳ねられそうになる場面がある。ここで主人公は時間を巻き戻し、周辺にある物を活用して列車の進路を変更することで友人を助けるわけだが、無事に助ける為には色々な組み合わせを試す必要があり、結果的に成功するまで何度も遊ばされる。全体的にテンポ良く進むので、このミニゲームはやや目立つ欠点になってしまっている。

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これまでのプレイ日記でも述べたように、どちらか一方を選ぶ行為にはとても意味があり、その時の選択が最後の最後で収束していく様は圧巻。そして“結末は決して変えられない”という事実を突きつけられた際の重い決断も相まって、物語は強烈に印象に残る。

確かにミニゲームは出来にムラがあるが、アドベンチャーゲームとしては一貫した内容で、これは傑作。

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