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「何が」面白いのか?【評価・感想】『ライフ イズ ストレンジ(シーズン1)/一作目』レビュー

4.5
ゲームレビュー
ゲームレビュー
この記事は約5分で読めます。
原題 Life is Strange
対応機種 PC,PS4,Xbox One
プレイ/クリア時間 15時間~
ストーリー

生まれ育ったオレゴン州アルカディア・ベイに戻って来たマックス・コールフィールド。

長らく疎遠だった親友クロエとの再会に気をもむ彼女だったが、すぐ後にそのクロエが同級生に射殺されるという悲惨な現場を目撃する。

その際、マックスは咄嗟に仲裁に入ろうとするが、次の瞬間、彼女に”時間を巻き戻す”能力が宿るのだった。

👍Good

  • ストーリー
  • アルカディア・ベイ

👎Bad

  • 一部のパズル、ステルスパート

『ライフ イズ ストレンジ』は、アクションゲーム『Remember Me』でデビューした【Dontnod Entertainment】が開発するアドベンチャーゲーム。

  • バタフライ・エフェクト系のストーリー
    =>高校生の揺れ動く心境を反映
  • アメリカの田舎町が舞台
  • 非アクションゲーム

などの点が特徴として挙げられる作品になっており、国内外でそのストーリーと演出が高く評価された。

なお、時系列的には下のようになっているが、全ての始まりである本作からプレイすれば良い。

  • 2008年(?)
    さよなら
  • 2010年
    ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム
  • 2013年
    ライフ イズ ストレンジ👈
    10月7日~11日
  • 2016年
    Life Is Strange 2
    10月28日~
  • 2016年
    オーサム・アドベンチャーズ・オブ・キャプテン・スピリット
    12月?日

関連記事>>>ストーリーや時系列は?オススメは?「ライフ イズ ストレンジ」の歩き方

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

時間を巻き戻せる

『ライフ イズ ストレンジ』は”やり直すことができる”アドベンチャーゲームになっており、「選択を誤った」と思ったら時間を巻き戻して再選択すれば良い。

相手を傷つけてしまっても時間を巻き戻せば良いし、拒絶されても、やはり時間を巻き戻せば「失敗」はすべて無かったことになる。

「でも、やり直せたら面白くないのでは?」

と思うかも知れないが、面白い。

というのも、”やり直せる”からこその葛藤があるから。

やり直せる以上、何度も時間を巻き戻して、相手を自分にとって都合の良い方向に導こうとしてしまうし、自分が良い人間で居たいがために何度も同じ会話を繰り返して「正解」に辿り着こうともしてしまう。

このゲームの場合、相手の秘密を根掘り葉掘り聞き出した後に、話す直前まで時間を巻き戻せば、相手は何も話していないが、こっちは秘密を知っている状態になる。

相手のプライベートな秘密は全て聞き出した後なのに、相手は”プライベートに踏み込まない良識ある”主人公として好印象を抱いてくれる。

こうしたことが積み重なり、このゲームが終わる頃には”内気なマックスも、皆に好かれる同級生”になってしまう。

人間誰しも失敗するよりも成功したいし、嫌われるよりも好かれたいはずで、”時間を巻き戻す”能力はそれを可能にしてくれるが果たしてその力を使った後の自分は「本当の自分なのか?」と。

確かに“時間を巻き戻す”能力は羨ましくもあるが、その力を持つことの苦悩や葛藤はあるわけであり、このゲームではそれをプレイヤーに味わわせる。

相手の未来を変えてしまえる”選択”の数々に加えて、“時間を巻き戻す”能力を持つ者の苦悩や葛藤を感じさせる点が、本作を特別なアドベンチャーゲームにしている。

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実在感あるキャラクターたち

私たちと同じように、このゲームに登場するキャラクターたちも様々な顔を持っており、彼らを知れば知るほど、個々の選択はより重くなる。

すごく意地悪な同級生も、話をすれば意外と良いヤツだったり、危険人物として警戒される人間でも、調べていくうちに良い面が見えてきたりする。

このゲームでは、どのキャラクターもその土地に根付いた存在として描かれており、各キャラクターの人物像や関係性が丹念に描かれているので、実在感がある。

「あの時の仕返し」とばかりに酷い選択をしようとするも、仲間の前で本音をさらけ出せない相手に同情し、救いの手を差し伸べてしまう。

キャラクターに実在感があるおかげで、肝心の「選択」がより活きてくる。

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アドベンチャーパート以外は面白くない

まず、パズルパートは”正解のパターンを求めて何回もやり直すはめになる”ので面白くなく、毎回足が止まるのでストーリーのテンポまで損なわせる。

次にステルスパートは、発見=>失敗にストレスが溜まり、ステルスプレイするにはぎこちない主人公の挙動にもイライラさせられる。

幸い、パズルパートもステルスパートも数はそう多くないが。

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総評

傑作のアドベンチャーゲーム。

“タイムリープ”をテーマにしたストーリー、魅力的なキャラクターやサスペンスが見事に絡み合っており、次のエピソードが気になってやめ時がなかった。

国内外での高い評価も頷ける、傑作のアドベンチャーゲームだ。

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初版:2016年3月6日

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