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【評価・感想】『ヒットマン コードネーム47(初代ヒットマン)』レビュー

ゲームレビュー
ゲームレビュー
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原題Hitman Codename 47
対応機種PC
プレイ時間11時間~
ストーリー謎の声に導かれ、謎の施設を脱出したAgent 47。その後、彼は闇の機関である”ICA”のもとで、暗殺者としての生活を始める。依頼をこなしていく中で、自身の出自にまつわる陰謀に巻き込まれていく。

本作は、2000年に発売された「Hitman」シリーズの一作目。

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著者情報
Kakihey

2014年末より当サイト「Kakihey.com」を運営中しています。現在までに300本以上のゲームレビューを公開しています。基本的にPCでゲームを遊んでいます。

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評価

Hitmanらしさも感じる初代

本作でも変装すれば、一部の敵からは警戒されなくなる

「Hitman」と言えば、”自由度の高い暗殺”が一つのウリだ。

Hitman Absolution』という例外はあるが、ほとんどのシリーズ作品で共通しているのは「比較的広いエリア内で、ターゲットを様々な方法で暗殺できる」こと。背後からサプレッサー付きのピストルで撃っても良いし、遠くから狙撃してしまっても良い。自分なりの方法でクリアできるゲームになり、そうした創造的な遊びが出来る自由度の高さは、他のステルスゲームと比べても、ひときわ目立つ長所になっている。

その”自由度の高さ”は、本作の時点ですでに存在する。

一部のミッションは、シリーズファンにとってはお馴染みの作りをしている。例えば「九龍の抗争」や「取引のルール」などは、”ターゲットや目的のみが指定されていて、あとは自由に遊んで良い”というスタイルで、実にHitmanらしい遊びが楽しめる。

本作”最難関ミッション”とも評される「プルトニウム」でも、ターゲットの行動パターンを逆手に取って、わざを騒動を起こして逃走ルート上で待ち伏せすることで、少しは楽にクリアできたりするなど、遊びの幅が広い。

原住民のために財宝を回収するだけのミッションなど、シリーズ的には変わったミッションも多いのだが、その一方で、”Hitmanの原型”とも言えるミッションも存在し、本作の時点でシリーズの骨格がある程度出来上がっている。

今振り返ってみると、ポテンシャルの塊のようなゲームだったと言える。

あまりにストイックな初代

リブート版『Hitman』は、ミッション中でも無制限にセーブできるし、他の「Hitman」も回数制限付きでセーブできるが、本作はそれが出来ない。

基本的には一発勝負で、ミスしても自分で取り返さないといけない(まあ取り返せないが)いくつか手順を踏むミッションであっても、ゲームオーバーになるとまた最初からやり直しになる。丁寧に下準備したのに、些細なミスで台無しになるとガックリ来る。一部、途中から再開できる箇所があるが、敵に発見された状態から再開になるので、さっさとやり直した方が早い。

たしかに、ほとんどのミッションには”イージーにクリアできる”方法が用意されている。

ただ、それを見つけるまでは、途中セーブなしの試行錯誤を強いられるので、かなり手厳しいゲームになっている。もちろん、一発勝負だからこそ感じるスリルはあるし、だからこそクリアした時の達成感もひとしおなのだが、あくまでも、それはコアなステルスゲームファンの楽しみ方だと思う。

個人的には、せめて一回くらいはセーブできるようにして欲しかった。

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総評

粗削りだが、「Hitman」の魅力が詰まった一作目。

Hitmanならではの遊びがすでに存在しており、「どうやってターゲットを始末するか?」と考えて遊んでいる瞬間は、今のHitmanにも共通する楽しさがあり、そこは今でも面白いと感じる。

ただ、途中セーブなしの仕様や難易度のバランスなど、色々と極端なゲームでもあり、面白さに触れられる前に、容赦なくプレイヤーを切り捨ててしまうところがある。

理不尽なゲームオーバーも笑って受け流せる人は本作から遊べば良いと思うが、それ以外の人は『Hitman 2 Silent Assassin』から遊ぶのが無難な選択となる。

なお、本作の主なミッションは『Hitman Contracts』でリメイクされている。

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