Grand Theft Auto 3(グランド・セフト・オート3)【感想 評価 批評 レビュー】

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概要

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タイトル : グランド・セフト・オート 3 開発元 : Rockstar Games

シリーズで初めて3Dゲーム化され、爆発的な人気を博したRockstar Games開発『Grand Theft Auto 3』。
本作最大の特徴は、舞台である仮想都市内で好き勝手に遊べる自由度の高さで、プレイヤーはメインミッションを無視して殺人に明け暮れたり、車を暴走させたりして遊ぶことが出来る。(私自身もGTAを初めて遊んだ時の衝撃は今でも忘れられない。)このようなゲームなので当然ながら、”ゲームと現実世界の区別が付かない大人達”の餌食にもなってしまったが、最終的には全世界で1,400万本以上の売上を記録した怪物である。

無口な主人公、一方的な展開

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主人公が無口な理由は何か。このゲームではオプションから主人公の外見を変更する事が可能で、ユーザーメイドのスキンも比較的簡単に導入できる事から、主人公が無口な意図は主人公=プレイヤーという構図を作る為だと思っている。『Grand Theft Auto Vice City』以降の主人公は人格を持ち、自分の考えを言葉にするので、プレイヤーが主人公に成り切る事は出来ても、自分自身を主人公に投影して遊ぶことは難しいが、本作の主人公は一切喋らないのでそれが可能という訳だ。
ただ、カットシーン中に主人公が相槌を打ったり、相手の発言に反応しているのを見ると、”ただ無口なだけの主人公”に思えなくもなく、プレイヤーと主人公の間には微妙な隙間がある。

当然ながらカットシーン中も主人公は無口だ。オープニングの中で”復讐すべき相手とその理由を簡潔にプレイヤーに伝える手法”は見事だし、その単純明快な目的があるからこそ、主人公が終始無口でも物語が成立しているが、ことミッションになると話が変わる。
基本的にGTAシリーズのミッションは「○○で☓☓して来い」というお使いが大半ではあるのだが、本作の主人公は終始無口のせいで一方的に仕事を押し付けられる。台詞の掛け合いが無いので、「何故、このミッションをすべきか」や「このミッションがどう主人公に関わるのか」という事が一切不明なので、言われるがまま働かされるのでお使い感が強い。少しクドくても構わないので、状況説明にもっと時間を割いて欲しかった。

洋ゲー

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ミッションの質はかなり低い。あるミッションは車を降りると正体がバレて失敗扱いになるのだが、そんな事は事前に説明されていないし、建物内から敵を炙り出す方法も教えられないまま遊ばされる。基本的に説明不足で、失敗を繰り返しながら攻略法を見つけていくことになり、この粗削りなミッション内容は正に古臭い洋ゲーという感じだ。
また、ミッションの難易度も非常にムラがある。難しいミッションはとにかく難しく、何度も挑戦して微妙な位置取りを覚えてようやくクリアできるものが多くある。かと思えば、片手で遊んでもクリア出来そうな簡単なものも混ざっていたりと、難易度の調節がかなり甘い。更には大マップが無い癖に制限時間内に目的地まで行くミッション等もあり、ミッションの構成を考えた人間の頭は空っぽなのかと疑いたくなる。総じてミッションの質は低く、今遊ぶと厳しいものがある。

だが、本作の多くのミッションは近年のGTAには無い”プレイヤーの自由な発想を邪魔しない柔軟なゲームプレイ”を実現しており、その点は評価できる。例えば、ミッションを進める前に予め敵の行く手を車で塞いでおく事も可能だし、事前に敵の逃走用の車を破壊しておくことだって可能だ。

確かに、本作のミッションは粗削りで苛々させられる展開も多いのだが、プレイヤーの自由な発想を邪魔しない柔軟さも兼ね備えており、質は低いものの「面白くない」と簡単に片付けられない。

総評

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本作の時点でGTAシリーズの骨組みは完成しているので、やっている事自体は意外にも『GTA V』と変わらない。しかし、「理不尽さ」や「説明不足」と言った事が目に付くミッションは”古臭い洋ゲー”そのものなので、遊ぶ人を選ぶだろう。

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