3との違いは？【評価・感想】『フォールアウト ニューベガス』レビュー

紹介

どんなゲーム？

核戦争後のラスベガスとその近郊を舞台にしたオープンワールドゲーム。

• 大小様々なロケーションが存在するオープンワールド
• 自由度の高いゲームプレイ
• プレイヤーの選択が展開を左右するストーリー

などが特徴として挙げられるオープンワールド系RPGになっている。

前作Fo3との繋がりは？

今作はあくまでも”外伝作”になっており、直接的な繋がりはない。

ただし、今作の開発には”初期のFallout”を手掛けた開発者が多数参加しており、ある意味では”本流のFallout”とも言える作品になっている。

ニューベガスのストーリー

評価(主に3との比較)

ベース部分は前作『フォールアウト3』と変わらないので、その点に関しては前作のレビューに任せるとして、この記事では今作だけの点について書いていく。

【Pros】初期Falloutに近い作風

全体的に『フォールアウト(1)』『フォールアウト2』に近い作風なので、今作は”フォールアウト3のゲームシステムで遊ぶ初期Fallout”という感じ。

例えば、今作の主人公は”ただの運び屋”なので、前作『フォールアウト3』とは違って”初期Fallout”のように自由にロールプレイングできる。

具体的には、(今作では)いくら渋い中年キャラクターを作成しても、他のキャラクターは「19歳の青年」としか見てくれないし、一部の人からも”あの父親の子供”という接し方をされる。

引用元 – 【評価/感想】『フォールアウト3』レビュー

今作には上記のような縛りがない。

• プレイヤーが主人公を演じるFallout 3
• プレイヤーが主人公になれるNew Vegas

このように“誰かの物語ではなく自分の物語を紡ぐ”感覚が強い点は、『フォールアウト3』と比べた際に感じる大きな違いの一つと言える。

“Speech”で相手を説き伏せる

敵に悪巧みがバレてしまっても【Speech(スキル)】が高ければ上手く言い逃れできるし、時には敵をこちら側に抱き込むことさえできる。

会話(選択)によってクエスト内容が大きく変化する点も『フォールアウト(1)』『フォールアウト2』的であり、『フォールアウト3』以上に【Speech】が物を言う。

【Cons(欠点)】ほとんどルートは決まっている

序盤に関しては”次に行くべき場所”が(ほぼ)決められている。

『フォールアウト(1)』『フォールアウト2』はもちろん、『フォールアウト3』でも最序盤を除けばプレイヤーは自由に行動することができた。

その点、今作では【デスクロー】がまるで見えない壁のように配置されており、ある一定のところまではゲーム側の指示通りに遊ばされる。

• 序盤に関しては”次に行くべき場所”が(ほぼ)決められている

この部分は非常に残念であり、せっかくの良さを自ら捨てている。

【Cons(欠点)】”評判”が強制的にリセットされる

中盤辺りで”評判”がリセットされる。

ここに至るまでの何十時間の積み重ねを、”進行上の都合”という一方的な理由でいとも簡単にリセットするのはスマートなやり方とは思えず、そのままクエストを進めて欲しかった。

フォールアウト3と比べてどっち面白い？

ちなみに、私は『フォールアウト ニューベガス』の方が好み。

総評

“初期Fallout”のノリが魅力的な外伝作。

ベース部分は前作『フォールアウト3』のままだが、今作の色がきちんと作品に反映されており、ただの焼き直しになっていない。

いくつかの欠点はあるものの、枝分かれしていくストーリーや膨大なコンテンツを前にすれば些細な欠点に過ぎない。

続編>>>【評価・感想】『フォールアウト4』レビュー

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