注目

紛れもなく続編。Deus Ex: Mankind Divided(デウスエクス マンカインド・ディバイデッド)【感想 評価 批評 レビュー】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 21

案内
  • サブブログでは、こっちでは書けないネタを絶賛投下中。

スポンサーリンク

Deus Ex: Mankind Divided プレイ日記一覧

  1. 前作の続き
  2. 序盤は終わり?
  3. 完走

Good

  • 前作と同じプレイ感覚
  • 一貫したレベルデザイン
  • いくつも存在する分岐点
  • 充実したオーグメンテーション

Bad

  • オープンワールドはプラハのみ
  • 地続きのオープンワールドではない
  • 終盤の戒厳令下のプラハ
  • 全体的に駆け足気味
  • 謎が残る結末

前作の拡張版

プレイ感覚は、前作『Deus Ex Human Revolution』とほとんど変わらない。前作の操作方法で遊ぶと、全く変わらないと言っても良い、

前作のファン視点で見ると、前作を遊んでいれば新たに覚えることが少なく、前作と同じ遊び方が通用するので、すんなりとゲーム世界に入ることが出来る。LTで遮蔽物に隠れ、LSの押し込みで銃を構える…。うん、前作と同じだ。

その一方で、現在の基準に照らし合わせると、前作と同じであるが故に「時代遅れ」に感じられる部分があるのも事実だ。例えば、今作も地区毎に別れたマップになっており、地区間を移動する際はロード画面が入る。昨今はとにかくシームレス化が目立ち、カットシーンとゲームプレイの間さえもシームレスに移行することが多い。

そうした中で、今作の地区毎にロード画面が入る仕様は時代遅れに感じられる。特に、同一ミッションで複数の地区を行き来するときなどは、このロード画面のおかげでミッションを進めることが億劫になる。

ただ、ゲームプレイ面で「気になる点」はこれくらいであり、それ以外は前作の拡張版になっており、概ね満足できる内容になっている。ステルスプレイが基本ではあるが、銃で敵を倒していくことも可能で、ハッキングを駆使して円滑にミッションを進めることも出来る。

また、今作も複数の進行ルートが確保されている。自分のプレイスタイルやアンロックしたオーグメンテーションと相談して、様々な方法でエリアに潜入することができ、ときにはオブジェクトを積み上げてプレイヤー自らがルートを開拓していくことさえ出来る。

さらに、プレイヤーをサポートする「オーグメンテーション」は更に増えている。「遠隔ハッキング」「透明化」と言ったステルス系、「タグ付け」「装甲化」と言ったコンバット系が増えており、前作よりも容易にそれぞれのプレイスタイルを貫くことが出来るようになっている。

多様なプレイスタイルを許容する設計は、前作の流れを継承している。この部分は、良い意味で前作と変わらないところだ。

よりプレイヤーの意思を尊重する

首尾一貫したレベルデザイン

「ボスも含めて敵を殺害しない」という実績が用意されていることからも分かるように、今作は”直接的には”一人の敵も殺傷することなくクリアすることが出来る。前作のボス戦は強制戦闘であり、それも真正面から戦いを挑むという仕様で、ここだけ突出して出来が悪かったのだが、その点が解消されている。

だが、あまり多くは語れない。というのも今作のメインミッションにおけるボスは一人しかおらず、私は最後に一戦を交えただけだからだ。その少ない経験を基に書くと、今回はハッキングを駆使して間接的に倒すことが出来るようになっており、ワンパターンだった前作よりも数倍は出来が良い。

また、ラスボス戦の最中にその場から逃げることが出来るのも面白い。ここでは、一旦ラスボスの持つ起爆装置を解除し、すぐにその場から逃げてもう一方のミッションタスクを達成することで、実績の名の通り「二兎を追って二兎を得る」ことが出来るのだ。

前作のような取って付けたボス戦ではなく、プレイヤーのそれまでの遊び方を尊重する内容になっているのは好感が持てる。それ以外にも、そこに至るまでの努力を一瞬で無駄にするような「強制的な戦闘シーン」もなく、どのミッションも一貫して各々のプレイスタイルを貫けるレベルデザインになっているのは、高く評価したい。

その一方で

今作は二択を迫られる場面が多い。これの結果を受けて、後の展開が変化する仕組みになっており、こうしたものが一つ二つではなくいくつもあり、二周目以降の楽しみと言える。また、純粋に自分で決めて進めていくこと自体が心地良く、プレイヤー主導で物語を進めていくDeus Exらしい新要素と言える。

その一方で、『The Witcher 3: Wild Hunt』の後では、やや会話の場面が窮屈に感じる。具体的には、主人公の人格・性格を決定付けるようなことを、主人公が勝手に喋ってしまうので、「台詞の選択」を通してプレイヤーの考えを主人公に反映していくことが難しく、既述した二択以外での選ぶ行為の意味があまり感じられない。それに加えて、一つ一つの台詞が長くテンポが悪いことも書いておきたい。

総評

前作の拡張版的続編。良くも悪くも前作の型通りに作られており、前作のファンであれば間違いなく楽しめる内容になっている。だが、探索できるマップが実質「プラハ」だけなのは不満に感じるかも知れない。

その一方で、新規ファンの視点に立てば、2011年で止まっているゲームシステムは単純に古臭く、新規層を取り込むほどの求心力はないように感じられる。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする


人気

関連記事