Batman: Arkham Knight【感想 評価 批評 レビュー】

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概要

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Batman: Arkham三部作の最終章『Batman: Arkham Knight』。今作はRocksteadyが築き上げてきた一連の物語の結末を描く作品として、次世代機の可能性を存分に感じさせる作品として大きな注目を集める中で、昨年発売されたアクションゲーム。

Good

  • 安定感抜群の格闘戦
  • 爽快感溢れるバットモービル
  • 充実したサイドミッション
  • 擬似Coopプレイ
  • インパクトある物語
  • 自慢のゲーミングPCの性能を活かせる映像美

Bad

  • 「質より量」のサイドミッション
  • 一部の崩れた難易度
  • 真のエンディングの条件

バットモービルとの擬似Coop

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Batman: Arkhamシリーズは、一作目「Arkham Asylum」を土台にして展開してきたシリーズと言える。二作目「Arkham City」は、一作目とは対照的なオープンワールド作品ではあったが、土台となる部分は一作目を踏襲した作りであり、「Arkham Asylum」の延長上にある続編という印象が強く、別スタジオ開発の「Arkham Origins」にもやはり同じことが言えた。

具体的に言えば、一作目で確立した「捜査」「追跡」「戦闘」で構成される強固なメインミッションの型を、何作にも渡って使いまわして来ていたということであり、流石に「マンネリ化」という言葉を使いたくなる状況になっていた。

しかし、バットモービルの登場がそれを一変させた。今作のバットモービルの特徴は、他のオープンワールド作品とは違い、乗り物を単なる足として描くのではなく、バットマンの相棒として描き、準主役級の扱いでゲームプレイに深く関与させている点である。

正に「二人で一つ」の関係であり、メインミッションもそれを下敷きにした物が大半を占める。これまでのパターンを踏襲しながらも、「一方が機械を操作して、もう一方がシャッターをこじ開ける」というような共同作業が中心で、そうした一人で二役を演じてミッションを遊ぶ感覚はなかなか斬新で、珍しくBatman: Arkhamで革新性が感じられる中身になっている。

また、バットマンとバットモービル、バットマンとサブキャラを交互に切り替えて遊ぶ戦闘も擬似Coop的な感覚があり、それぞれの長所を発揮しながら敵を殴り倒していくのは単純に面白い。バットモービルの存在が、こうした新たな遊びを可能にしたことを考えると、今作におけるバットモービルの存在はとても大きく、少なくとも私は前向きに捉えている。

一方で、賛否両論の「否」の方で度々指摘される「バットモービルの自己主張が強すぎる」点は、欠点とまでは言わないものの確かにその通りだとも思う。特に終盤は、バットモービルが主役に格上げされたかの如く出番が増え、流石に少しクドイと感じた。

バットマンとバットモービルが大きくプリントされたパッケージを見れば分かるように、今作の主役はバットマン一人だけではない。したがって、バットモービルがフィーチャーされるのは当然であり、それが今作の「見所」の一つではあるのだが、やはり賛否が分かれるところなのは事実。

バランスが崩れた一部の格闘戦

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ベース自体は『Batman: Arkham Asylum』ながらも、より高速化した動作や新たな技のお陰で、Batman: Arkhamのキモとも言える格闘戦には若干の目新しさを感じる。純粋にコンボを繋げていく楽しさや、手軽な操作でBatmanの超人的なアクションを堪能できるというツボは押さえられており、依然としてパクリゲーでは到底マネ出来ない完成度を誇っている。

しかし、一部の「無駄に複雑な格闘戦」は全体の足を引っ張っている。プレイ時間の大半は雑魚との格闘戦に費やされるので、特殊な敵が登場すること自体は歓迎したいのだが、それらが雑魚と混じって一気に襲って来る場面は逆に欠点になっている。

そうした場面では操作が一気に複雑化し、プレイヤーに求められる技量も上がる。これがコンボが途切れる原因を生み、Batman: Arkham特有の「爽快感」を削ぐ結果に繋がっているので、この上級者向けの仕様は成功しているとは言えない。

総評、不満はあれど全体的な完成度は高い

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メインミッション以外に目を向ければ、プレイ時間を水増しする小細工が目立つものの、それ自体も一定の出来は確保されているので、全体的な完成度は高い

今作はBatman: Arkhamシリーズの長所を更に伸ばした続編。確かに、バットモービルの扱い方に失敗している節はあるが、それを含めても完成度の高いアクションゲームであり、見事な最終章に仕上がっている。

バットモービル (1)
苦行の始まり (2)
擬似Coopプレイ (3)
地道にリドルを (4)
サイドミッションをつまみながら (5)
サイドミッションを集中的に (6)
一度に求めすぎ (7)
サイドミッションは手間が掛かる (8)
大人しくメインミッションから終えた方が良い (9)
リドラーのレースに苛々 (10)
メインミッションを完走 (11)

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