Assassin’s Creed Unity – 完走、これは期待外れ (4)

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Hitman的な”自由度の高い暗殺”を謳うブラックボックスミッションは期待外れ。公式サイトには”本作のミッションは「ブラックボックスミッション」と呼ばれ、最終目的のみが掲示されるミッションになっている。標的の暗殺手段や接触方法はプレイヤーの自由だ。”とあるが、実際は左下に表示されるタスクを消化していくだけなので自由度は感じられない。
一応、そのタスクはするもしないもプレイヤーの勝手なのだが、ゲーム側が敢えて表示しているということはそれが”最善の攻略法と言っているのと同じ”で、それを無視して遊ぶのは効率的とは言えず嫌でも意識して遊んでしまう。また、全てのタスクを消化しないと暗殺時のカットシーンが流れない時もあるので、やはり左下の表示に沿って遊んでしまう。

確かに、目標を暗殺する前に下準備してそれによって展開が少し変化するのは面白い試みだと思うが、現状では暗殺する前に面倒な手間が増えただけになっており、目指すべきはヒントを最小限に抑えてプレイヤーが試行錯誤を繰り返しながら暗殺を演出する形だろう。

このブラックボックスミッションの導入は従来の一本道的な暗殺から脱却し、本来このシリーズが目指すべきサンドボックス型の暗殺への転換を意味するもので、今後これを更に発展させていく方針であれば大いに期待できる。来年以降も焼き直しの続編が続くと思われる中で唯一期待できる要素と言える。

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今作からミッション等で得たポイントを使ってスキルを習得して、主人公を強化していくことが出来るようになった。その為、歴代のアサシンたちが当たり前の様に習得していたダブルアサシンやエアーアサシン等はスキルを取得しないと使えなくなっている。

これはアルノの成長を題材にした物語の内容に合致し、ゲームとしても主人公を強くしていく面白さが感じられて面白いのだが、その反面”現金を蒔いて周囲を混乱させる”という子供でも出来そうな技が最初から使えなかったり、解錠スキルを段階的に上げる方法を取ったせいで、まだそのレベルに達していないので目の前にある宝箱が開けられないということがよく起きたりと、スキルを導入した結果面倒なことが増えている。

確かに主人公を強くしていくのは面白いのだが、スキルによる強化を重視するあまり、本来出来て当たり前のことさえも出来ないようにしている点は全く評価できない。

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相変わらず水増し感があり質より量のサイドミッション、一連のプレイ日記で取り上げた中途半端な出来栄えのゲームプレイなど、今作はアイデアだけが先行して中身が伴っておらず駄作以上佳作未満の一作になっている。しかしながら、一本道的な暗殺ミッションからの脱却と緩いステルスゲームへのシフトを同時に行い、このシリーズを本来あるべき姿に戻そうとした痕跡は確かに残っており、その意気込みは買いたい。

このシリーズは一年に一作の間隔で新作が発売されており、それ故に焼き直しの続編が多いのだが、次回作以降もこの路線を継承するのなら当分買い続けることになるだろう。

– 殺人ミステリー”は”面白い (5)
– 全体的に粗削り (3)

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