月次報告。17年1月に観た映画を全て振り返る。

先月は暇さえあれば映画を観ていた月だった。そんな1月に観た映画を評価、感想、レビューに加えて、あらすじも併せて紹介していく。



交渉人

あらすじ

一流の交渉人である主人公。そんな彼がある時、警察の組織的な陰謀に巻き込まれてしまう。自身の潔白を証明すべく陰謀に加担した男らを人質に取り、警察署に立てこもる。そして交渉人としてある男を呼ぶように要求する…。

感想

サミュエル・L・ジャクソン、ケヴィン・スペイシーが演じる二人の交渉人との間で繰り広げられる心理戦に惹かれた。交渉人が交渉人と交渉するアイデアは面白く、それを活かした台詞や場面が随所で観られたのも良かった。

警察とFBIの間で起きるお約束の縄張り争いや、すっきり終わる結末など、90年代のハリウッド映画感が出ていて、そのお決まりの展開に安心感を覚えた。



インターステラー

あらすじ

環境汚染で地球に人類が住み続けることが難しくなった世界。元宇宙飛行士である主人公は人類を救う為に、ある惑星の調査に参加するのだが、それは長い長い旅の始まりだった。


スリー・デイズ

あらすじ

無実の罪で投獄された妻を献身的に支える夫。しかし、再審が棄却され長い刑期が確定した時、夫は妻を脱獄されるべく行動を始める。果たして夫は妻を無事に脱獄させることが出来るのか。

感想

妻の無実を確信し、献身的に支える優しい夫が脱獄計画を練って実行に移すという話がまず面白い。また、最後の最後まで事件の真相を見せないので、視聴者は妻が無実なのか、そうではないのか分からないままの時間が多く、そうした緊張感も良かった。

手遅れの過去

あらすじ

主人公の下にある女性から助けを求める連絡が入る。実はその女性とは一晩だけ過ごした仲だったのだが、主人公は片時も忘れずにいた。そんな女性から連絡が入り、主人公はすぐに彼女の下に急ぐのだが…。

感想

冒頭30分の長回しで心を掴まれた。一度もカットすることなく一連の流れを見せるのだが、それが独特であり他の映画ではあまり見られない演出で、一気に最後まで観る気分にさせられた。

映画は、ある殺人事件を捜査する私立探偵の日々を、時系列をごちゃ混ぜにして観ていくものになっており、ハードボイルドという言葉が合う中身だった。非常に悲劇的な物語ではあるのだが、映画の最後は妙に前向きなのも面白い。

母が教えてくれたこと

あらすじ

ガンで余計宣告を受けた母親。母親を看病する為に息子が帰って来るのだが、それが家族の絆を見つめ直し、より深めるきっかけになる。残された余命を懸命に生きる母親と、様々な思いを抱きながら生きる家族の物語。

感想

邦題は明らかにミスリードを誘うので、それは忘れて観るべき。決して、余命幾ばくの母親が子供に何か教えを授ける話ではなく、これを機に集まった家族が「家族のあり方」や「生き方」を見つめ直していく話。

映画の冒頭で母親は息を引き取るので、既に結末が分かった上で観るのだが、それでも日々弱っていく母親の姿を観ていると次第に胸が締め付けられていくし、冒頭のシーンに繋がる頃には涙腺崩壊である。

25時間

あらすじ

麻薬取引によって実刑判決を受け、25時間後に収監される主人公。7年間の刑期を前に、残された25時間を家族や友人と過ごすのだが、次第に自分を罠にハメた人物のことを考え出す。25時間の間に主人公や周囲の人間の人生が大きく動き出す。

感想

懲役7年の実刑判決を受けた主人公が、収監されるまでの25時間の間に過去を精算しようとする話。個人的には出所してもまだ40歳なので、悲観的な主人公には少し同意できないところはあったが、それぞれの思惑が交差する物語は良かった。

しあわせはどこにある

あらすじ

精神科医である主人公は、毎日患者を診察する中で「幸せ」について考えるようになる。主人公は世界中を旅する中で「幸せ」というものを見つけようとする。

感想

後に紹介する『Life』と同じように世界中を転々としながら人生を見つめ直す話。一体「幸せ」とは何なのかということを考えさせられると同時に、精神科医である主人公の一言一言が為になる映画。

アメリカン・スナイパー

あらすじ

悪魔の異名を持つイラク戦争の英雄スナイパー。イラクでは過酷な戦地に身を投じる一兵士、母国では夫であり父親である主人公の目を通して、あの戦争を振り返る。

her

あらすじ

人工知能が今よりも発達し、人間の話し相手にもなれる世界。その世界で生きる手紙の代筆屋である主人公は、結婚生活に終止符を打つ決心が付かないでいた。そんな時に人工知能と友達になれるソフトウェアを手に入れるのだが…。

感想

ぼっち歓喜。近い将来、我々の周りでも起きると思われる出来事を描いた話で、妙に説得力があった。物語以外では『Mirror’s Edge』的な統一感のある世界が美しく、俳優・声優(スカーレット・ヨハンソン)の演技力にも魅せられた。

ちなみに、これは他の映画ブログで書かれていたことだが、この映画は日本語吹替えが素晴らしい。むしろこのブログでもこちらでも視聴を勧めたい。

メカニック

あらすじ

与えられた任務は一ミリの狂いもなく遂行するアウトローの主人公。そんな彼に難しい依頼が転がり込んで来るのだが、この依頼を機に事態は思わぬ方向へ動き出す。

感想

寸分の狂いなく仕事を遂行していく様子は、この映画の最大の魅力。中盤以降はやや蛇足気味だが、首尾一貫して硬派なアクション映画になっており、観て損はしない。

はじまりのうた

あらすじ

失意のシンガーソングライターに、再起を目指すプロデューサーがアルバムの制作を持ち掛ける。レコーディングを重ねるうちに、音楽がそれぞれの生き方を変えていく。

感想

人生の再起を描いた映画。非常に前向きな気持ちになれる話で、弱ったときに観たい映画。

Ted 2

あらすじ

口達者でお下品なクマのぬいぐるみであるTed。彼(?)は人間の女性と結婚するのだが、それが思わぬ事態を招くことに。Tedは人間として扱われるべき?それとも…。

感想

一作目はその設定が新鮮で魅力だった。二作目ではそうした新鮮味や魅力が薄れるので、物語や台詞で魅せて欲しいところだが、一作目ほどの良さは無かった。確かに、強烈なブラック・ジョークが混じったやり取りは面白いのだが。

一作目はもう一度観たいと思うが、二作目は一回で十分。

ドリーム・ハウス

あらすじ

仕事をセミリタイアし、郊外に一軒家を買って家族との時間を楽しむことにした主人公。しかし、すぐにその家を襲う不可思議な現象に気づく。そして主人公はある事実を突き止めてしまう…。

感想

007のダニエル・クレイグ主演の映画。序盤はホラーテイストで、中盤の種明かし以降はサスペンステイストになる映画。物語的に色々と伏線がありそうなので二回は観たい映画。

リピーテッド

あらすじ

一日分の出来事しか記憶できない主人公。その症状に悩み苦しみながらも夫の献身的な支えのおかげで、平穏な生活を送っていた。しかし、ある時この平穏な日常を揺るがす事実に気づく…。

感想

「なんで怪しまれないの?」や「自業自得じゃん」と言ったツッコミを我慢できる人に勧めたい映画。設定自体は非常に魅力的で、もっと上手く調理できたはずなので、その点は残念。正直、これでは俳優の無駄使い。

ミッドナイト・ガイズ

あらすじ

長い服役を終えて出所した主人公。彼を出迎えるのは長年の相棒で親友の男。久しぶりのシャバを満喫する主人公とは対照的、親友はどこか緊張した面持ちでいる。実は親友は今晩中に主人公を消すように命じられていたのだ。果たして主人公の運命や如何に。

感想

「出演者の平均年齢高すぎ」と言いたくなるほど、おっさん、いや、おじいちゃんばかりが出てくるアウトロー映画。人生の終末期に入ったアウトローたちが、最後の花火を打ち上げるべく奮闘する姿は、なんとも味わい深い。

アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!

あらすじ

何をやっても失敗してしまうダメ刑事二人が、ある大事件を捜査することに!? 後先考えずに行動する無鉄砲ものの主人公と、冷静沈着だがどこかヌケている相棒のコンビは、この大事件を解決することが出来るのか…?

感想

まるで超特急のように突っ走るコメディ映画で、オモロイ展開が次々と放り込まれて来る。主人公らコンビもようだし、彼らを取り囲む登場人物も濃く、マシンガントークとブラック・ジョークの数々で視聴者を楽しませてくれる。

突然、みんなが恋しくて

あらすじ

父親の無神経な振る舞いに苛々を募らせる主人公。ある日、そんな父がパパになることが判明し、主人公と家族は大慌て。娘である主人公との接し方に苦労する父親と、そんな父親に苛立ちを隠せない主人公との仲は無事に修復するのだろうか…?

感想

この惑星の至宝こと、メラニー・ロラン主演の映画というだけで観る価値がある。映画は頑固な父親や腹違いの姉、血縁関係にない母親との接し方に苦労する女性の話で、まあまあ。

ドラゴンタトゥーの女

あらすじ

ミレニアム紙の記者が罠に嵌まり実刑判決を受ける。それと時同じくして、ある資産家一族の長から40年以上前の未解決事件を個人的に捜査してほしいという依頼が届く。自身が収監されるまでの間に、その事件を捜査することにしたのだが、調べれば調べるほど一族の深い闇に飲み込まれていく…。

感想

スウェーデン発のサスペンス映画をハリウッドがリメイクした映画。独特の暗くて冷たい画と、謎が謎を呼ぶ物語が魅力。後述するスウェーデン版よりもテンポが良くて見やすく、さすがハリウッド、さすがデビット・フィンチャー。

クラッシュ

あらすじ

異なる人種、異なる職業。一見すると無関係に見えた人々同士の繋がりを、ある交通事故を通して見ていく群像劇。父親を介護する優しい息子が持つ本当の姿、白人社会の中で自らのルーツを隠して生きる黒人男性の葛藤が、ある交通事故をきっかけに交差する。

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

あらすじ

ミレニアム紙の記者が罠に嵌まり実刑判決を受ける。それと時同じくして、ある資産家一族の長から○年以上前の未解決事件を個人的に捜査してほしいという依頼が届く。自身が収監されるまでの間に、その事件を捜査することにしたのだが、調べれば調べるほど一族の深い闇に飲み込まれていく…。

感想

感想は先ほど書いた通り。

ミレニアム 火と戯れる女

あらすじ

前作で主人公と共に事件を解決に導いた天才ハッカーが、陰謀に巻き込まれる。主人公は彼女を助け出すために独自で捜査するのだが、様々な困難が立ちふさがる。

感想

天才ハッカーであるリズベットに焦点が当たられている。彼女の過去を深く掘り下げる物語で、前作同様にサスペンステイストの話も良かった。

Next

あらすじ

2分先の未来を予知することが出来る主人公。その時、アメリカは核攻撃の危機に直面していたが、打つ手なしの状況が続いていた。そこで一か八かの賭けに出ることにした当局は、主人公に超能力を使い核兵器の在り処を探すように求めるのだが…。

感想

核爆弾が発見できずに皆がアタフタしているのに、「こんなオカルトに人員を割く余裕があるのか…」や「この女ガード緩すぎるだろ…」というツッコミを入れたくなる映画だった。また、恋愛ものなのか、テロものなのかも定まっておらず、どっちにしても中途半端な映画でもあった。

唯一面白いと感じたのは『Life Is Strange』的な設定だけ。

Life

あらすじ

人気マガジン「Life」が廃刊になる。長年「Life」で写真のネガを管理してきた主人公は、著名な写真家が「ぜひ最終号の表紙に」と送って来たネガを受け取る。しかし、その中に肝心の一枚がなく、彼は窮地に陥る。

しかし、ある人物の一言がきっかけで彼は実際に写真家の所まで出向き、別の写真を受け取ろうとする。重い一歩を踏み出した彼に数々の困難が降りかかるが、果たして無事に写真を受けるとことは出来るのか…?

感想

内気で妄想癖がある主人公が、ある写真家の後を追って世界中を飛び回る。その道中での出来事が、人生を見つめ直すきっかけになり、自らの生き方を変えていくという前向きな話が良かった。

今回が2回目だが、これからも定期的に観たい映画。

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